JUNO
原題:JUNO
米国公開:2007年12月05日
日本公開:2008年06月14日
製作国:アメリカ
言語:英語
画面:ビスタサイズ
音響:ドルビーSR・SRD、DTS
上映時間:96分
配給:20世紀FOX

【スタッフ】
監督ジェイソン・ライトマン
脚本ディアブロ・コーディ
製作:リアンヌ・ハルフォン
   ジョン・マルコヴィッチ
   メイソン・ノヴィック
   ラッセル・スミス
製作総指揮:ジョー・ドレイク
      ネイサン・カヘイン
      ダニエル・ダビッキ
撮影監督:エリック・スティールバーグ
プロダクション・デザイナー:スティーヴ・サクラッド
編集:デーナ・E・グローバーマン
共同プロデューサー:ジム・ミラー
          ケリー・コノップ
          ブラッド・ヴァン・アラゴン
音楽スーパーバイザー:ピーター・アフターマン
           マーガレット・イェン
音楽:マテオ・メシナ
:キミヤ・ドーソン
衣裳デザイナー:モニク・プリュドム

【キャスト】
ジュノ・マクガフ:エリオット・ペイジ
ポーリー・ブリーカー:マイケル・セラ
ヴァネッサ・ローリング:ジェニファー・ガーナー
マーク・ローリング:ジェイソン・ベイトマン
ブレン・マクガフ:アリソン・ジャネイ
マック・マクガフ:J・K・シモンズ
リア:オリヴィア・サルビー

【ストーリー】
<AUTUMN>
 16歳のジュノ(エレン・ペイジ)は父マック(J.K.シモンズ)、義母のブレン(アリソン・ジャネイ)、妹リバティ・ベルの4人家族。
 ある日、ジュノはこれまでの人生で思ってもみなかったトラブルに遭遇する。トラブルの元は、友だちのポーリー・ブリーカー(アイケル・セラ)との椅子の上でのセックス。まさかと思いつつ、妊娠検査薬を試してみると、結果はピンクのプラス。一瞬だけ自殺を考えつくも実行はできず、ポーリーに妊娠を報告する。戸惑うポーリーを前にジュノは中絶を提案するのだった。
 しかし、後日向かったクリニックの前に、中絶反対運動中の同級生がいて……「赤ちゃん、おびえてるわ。痛みも感じるし、ツメも生えてるのよ」。ジュノは考えを翻した。
 ジュノは親友のリア(オリヴィア・サルビー)に相談してタウン情報誌で養子縁組を望むカップルを探し出し、そのうえで両親にも妊娠を報告する。初めは10代の娘の妊娠に衝撃を受ける父だったが、子供を出産し、その子を養子に出すというジュノの意見を尊重してくれた。
 父と共にジュノは彼女の思う”理想的なカップル”、高級住宅地に住み、仕事を持ちながら何でも完璧にこなす美人のヴァネッサ(ジェニファー・ガーナー)と夫のマーク(ジェイソン・ベイトマン)のローリング夫妻の家を訪れる。ふとトイレに立ったジュノは、大好きなギターのある部屋を見つける。ジュノは77年をロックの黄金期だと考えるパンク大好き少女。そして思いがけなく、マークが——93年をロックの黄金期だと思っているにせよ——音楽好きだとわかり、ジュノはマークには打ち解けた気持ちを抱くのだった。

<WINTER>
 季節は過ぎて、冬。日を追うごとに、ジュノのお腹はどんどん膨らんでいく。学校でも彼女の妊娠の噂は広がっていたが、ポーリーは今までと変わらない態度でジュノの接していた。義母のブレンとリアと一緒に超音波検査へ行くジュノ。検査技師の女性がつぶやいた「10代の母親の家庭環境は赤ちゃんを育てるには劣悪」という言葉に憤慨したジュノだったが、傍らにいたブレンはこう言い放った。「胎児の画像を出せると偉いわけ?もう少し頭を使う仕事を学んだら?」
 検査でもらった超音波の写真を少しでも早くヴァネッサとマークに見せたくて、ジュノは連絡せずに夫妻の家を訪ねる。家にはマークが一人でいた。実はマークはCMの作曲家で、いつも家で仕事をしているという。
 ジュノとマーク、それぞれ好きなバンド、ホラー映画の話で盛り上がり、ホラー映画のDVDを観るふたり。その後、映画を観ると嫌がるというヴァネッサが帰宅して、ジュノは胎内の赤ちゃんの写真を見せるが、ヴァネッサは、ジュノが本当に赤ちゃんを渡してくれるのか、まだ不安に思っていた。
 一方、マークが一人でいるところへ訪ねていったことを、「世の中にはルールがある」と諭すブレンとケンカしたジュノは家を飛び出した。彼女の足はポーリーの元へ向かう。「よければまた僕たち付き合おうよ」と言うポーリーの言葉に、「私たち、付き合ってた?」と返すジュノ。彼女はポーリーにカトリーナという別の女の子と付き合うことを勧めるのだった。
 リアと一緒にショッピングセンターへ出かけたある日、ジュノは小さな女の子をあやすヴァネッサの姿を偶然見かける。そして少女に優しく接するヴァネッサを見て、ヴァネッサを真に信頼する気持ちが芽生えていくのだった。

<SPRING>
 音楽や映画の話のできるマークは、ジュノにとって大切な存在になっていた。そんなある日、前にジュノが勧めたカトリーナをポーリーがプロムへ誘ったと聞いたジュノは動揺する。そのことが元でポーリーとケンカになるが、「僕こそ君に腹を立てて口をきかなくて当然なんだ」と言われてしまう。怒りと悲しい気持ちを持て余し、マークの元を訪れるジュノだったが、ヴァネッサと別れるという突然のマークの宣言に衝撃を受ける。しかもマークはジュノが喜ぶと思っていたと言う。そこへヴァネッサが帰宅し、彼女にマークが子供を育てる自信はないと言ったことで、よその家庭みたいに壊れてほしくないというジュノの願いは壊れてしまう。ローリング家を飛び出し、号泣するジュノ。涙を拭いた彼女は、ローリング家のドアにヴァネッサ宛の手紙を貼り付けた。
 ”人類への信頼を失った”ジュノを迎えたのは、いつもの我が家と父マックの温かい声。「ふたりの人間が永遠に一緒にいられるのか?」というジュノの命題に、「何よりも大事なのはありのままのお前を愛する人を見つけること」と答える父。ジュノが思い浮かべたのはポーリーだった。
 翌日、ポーリー家のポストには、彼の大好きなオレンジ・ミントが溢れるほど入っていた。それはジュノの仕業。運動場を走るポーリーに近づくジュノ。”お腹じゃなく、顔を見てくれる”ポーリーに、好きだと告白するジュノは、ポーリーとキスをする。
 いよいよ、ジュノの出産のときがやってきた。何も知らせなかったポーリーが、出産後のジュノの病室を訪れる。その頃、新生児室にはヴァネッサの姿があった。ジュノが産んだ男の赤ちゃんを、こわごわ抱くヴァネッサ。様子を見に来たブレンが言う。「新米ママ。今は何もかもが怖い」
 ジュノがローリング家のドアに貼り付けた手紙。そこには「ヴァネッサ。あなたがまだその気なら、私もそのつもり」と書かれていたのだった。

<SUMMER>
 夏。ギターを背に自転車に乗るジュノは、今は彼氏になったポーリーの元へ向かう。

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