FIGHT CLUB
原題:FIGHT CLUB
米国公開:1999年10月06日
日本公開:1999年12月11日
製作国:アメリカ
言語:英語
画面:---
音響:ドルビーSR・SRD・EX/DTS/SDDS
上映時間:139分
年齢制限:PG12
配給:20世紀フォックス

【スタッフ】
監督デヴィッド・フィンチャー
製作:アート・リンソン
   ショーン・チャフィン
   ロス・グレイソン・ベル
製作総指揮:アーノン・ミルチャン
脚本:ジム・ウールス
原作:チャック・ポーラニック
撮影:ジェフ・クローネンウェス
プロダクション・デザイナー:アレックス・マクドウェル
編集:ジェイムズ・ヘイグッド
音楽:ザ・ダスト・ブラザーズ
サウンド・デザイナー:レン・クライス
特殊メイクアップ効果スーパーバイザー:ロブ・ボッティン
衣裳デザイナー:マイケル・カプラン
キャスティング:ラレイ・メイフィールド
ユニット・プロダクション・マネージャー:ヘレン・ポラック
ファースト・アシスタント・ディレクター:マイク・トプージアン
セカンド・アシスタント・ディレクター:ボブ・ワグナー
スタント・コーディネーター:マイケル・ランヤード
スタント・プレイヤーズ:ダーモン・カロ
スタント・プレイヤーズ:ジェフ・イマダ
スタント・プレイヤーズ:デヴィッド・リーチ
スタント・プレイヤーズ:ジミー・ニッカーソン
アソシエイト・プロデューサー:ジョン・S・ドーシー
アート・ディレクター:クリス・ゴラック
セット・デコレイター:ジェイ・R・ハート

【キャスト】
ナレーター:エドワード・ノートン
タイラー・ダーデン:ブラッド・ピット
ロバート・ポールセン(ボブ):ミート・ローフ・アディ
リチャード・チェスラー(地方マネージャー):ザック・グレニアー
病院のインターン:リッチモンド・アークエット
トーマス:デイヴィド・アンドリュース
グループ・リーダー:ジョージ・マグアイアー
泣く女:ユージニー・ボンデュラント
リーダー:クリスティーナ・キャボット
マーラ・シンガー:ヘレナ・ボナム=カーター
スピーカー:シドニー・"ビッグ・ドウグ"・コルストン
クロエ:レイチェル・シンガー
搭乗受付係:クリスティー・クローネンウェス
フェデレイテッド・モーター社のバード調査官:ティム・デザーン
フェデレイテッド・モーター社のデント調査官:エズラ・バジングトン
機上のビジネス・ウーマン:ダードリー・ダウニング=ジャクソン
空港警備官:ロバート・J・スティーブンソン
ピアーソン・タワーのドアマン:チャーリー・デル
スーツの男:ロブ・ランザ
ウォルター:デイヴィッド・リー・スミス
修理工:ホルト・マッカラニー
給仕長:ジョエル・ビッソネティ
リッキー:エイオン・ベイリー
”ステフ”:エバン・ミランド
翌月の相手:ロビー・ロビンソン
アーヴィン:ポール・ディロン
レイモンド・K・ヘッセル:ジョン・B・キム
リッキー:アイオン・ベイリー
スターン刑事:トム・ゴッサムJr.
警察署長:レナード・タルモ
ウェイター:エドワード・コワルジク
マーラのビルの警官:ルー・ベイティJr.
化粧品のバイヤー:バレリー・ビッグフォード
エンジェル・フェイス:ジャレッド・レト

【ストーリー】
 暗い画面に男の声が響く。「タイラー・ガーデンを知っているかと、いつもみんなが僕に尋ねたものだった」。
 高層ビルの最上階。この物語のナレーターである声の主、ジャックの口に坊主頭の男タイラーが銃口を突っ込んでいる。ジャックの声は続く。「僕にはM計画破壊委員会がビルを爆破しようとしていることがわかっていた。なぜなら、タイラーにわかっていたからだ」。

 ジャック―—彼は車輌会社で保険関係の仕事をしているヤング・エグゼクティブ。流行の北欧家具が並ぶ洒落たコンドミニアムに住む彼は、ここ6ヶ月間不眠症に悩んでいた。医者に相談するも睡眠薬は貰えず、「本当の痛みを知りたければ、火曜日に癌患者のセラピーに行け」と言われる。
 火曜日、とある建物の一室。睾丸癌患者のセラピーが行われている。癌患者のふりをして参加するジャックは、お互いに抱きあい、涙を流しながら悩みを打ち明けあう男たちに戸惑うが、薬の副作用で胸の大きくなった男ボブのパートナーとなる。彼の胸で思わず涙を流すと、その日は驚くほどぐっすり眠れた。ジャックは次第に様々な病名のセラピーに参加するようになる。まるで中毒のように。そんな時、自分と同じようにセラピーを転々とする女、マーラに気づく。彼女の存在に苛つき、再び不眠症となったジャック。自分が嘘をついて参加していることを知られたジャックは、お互いの参加セラピーがぶつからないよう取り決め、電話番号を交換する。
 ある日、ジャックは仕事のためのフライトで石鹸の販売をしているタイラーという男と隣同士になった。「酸素マスクは救命目的ではなく、気分をハイにして死を受け入れやすくさせるための道具だ」と言うタイラー。彼に興味を持ったジャックは、名刺を交換して別れる。
 ジャックが自宅に戻ると警察が建物を包囲していた。ガス爆発と思われる事故で、彼の部屋は跡形もなく破壊されていた。唖然としたジャックはマーラに電話するが、彼女が出たところで受話器を置いてしまう。自分でもなぜか分からぬまま、次に彼が電話したのは知りあったばかりのタイラーだった。
 数時間後。二人はルーの酒場で飲んでいた。その晩、ホテルに泊まろうとするジャックに、タイラーは「俺の部屋に泊めてくれと頼め」と詰め寄る。仕方なく「泊めてくれ」と言ったジャックに、タイラーは泊める代償に自分を力いっぱい殴れと頼む。驚くジャックだったが、酒場の駐車場で二人は殴りあう。最初は恐々と、次第に憑かれたように…。
 そうして、廃墟のようなタイラーの家での生活が始まった。タイラーの本業は石鹸作りだが、映写技師とウェイターのアルバイトもしている。彼は娯楽映画の上映中にフィルムを交換する際、1コマだけポルノ・フィルムを挿入し、スープに自分の尿を入れて客に出すような男だ。
 数日後、二人はルーの酒場の駐車場で再びファイトしていた。だんだん見物人が増えていき、参加者も出てきた。そしてある日タイラーは、酒場の地下で”ファイト・クラブ”の設立を宣言する。それまで暴力とは無縁だった男たちが、次々とクラブに参加し始めた。そこにはあの巨乳のボブもいた。
 ある日、マーラからジャックに電話が入る。睡眠薬を大量に摂取した彼女は、延々と死への実況放送をしていた。あきれたジャックは受話器を切らず、電話の上に置いたまま出社する。翌日、ジャックはバスルームの便器に浮かぶコンドームを見つける。ダイニングで食事をしていると、マーラが現れた。ジャックがそっけない態度をとると、怒って出ていってしまう。続いて来たタイラーを問いつめると、昨日、繋がったままの電話でマーラと会話し、彼女を家に連れてきて一晩中セックスしていたと言う。数日後、帰宅したジャックはタイラーのベッドルームからマーラの喘ぎ声が漏れてくるのを聞く。
 ある夜、タイラーに連れられてジャックは廃棄物置き場に忍び込む。そこには美容整形のために吸引された躰の脂肪が捨てられていた。タイラーの石鹸の材料は人間の脂肪だったのだ。脂肪の入った袋を拾い集め、家で石鹸作りに励むタイラーは、「石鹸もダイナマイトも、脂肪と薬品さえあれば簡単に作れる」と言い、ジャックに手を出せと言う。そして手の甲にキスをした後、突然、石鹸調合用の苛性ソーダをかけた。ジリジリと肌が焼ける痛みに飛び上がるジャックの手を掴んだまま、タイラーは「堕ちるところまで堕ちて初めて自由になれる」と言い放つのだった。
 ある日、クラブに酒場のオーナーが突然現れた。場所の使用を禁止され、”ファイト・クラブ”の閉鎖を迫られたタイラーは、彼を挑発し殴られるがままになる。そして自分の血を彼に浴びせかけ脅し、存続を承知させた。その日、タイラーはクラブのメンバーに宿題を出した。それは「見知らぬ相手にファイトをしかけ、負けろ」というものだった。
 翌日、ジャックは上司の部屋に行き、会社の不正を表ざたにすると告げる。怒った上司がクビを言い渡すとジャックは自らを殴り痛めつけ、血だらけになってボスを脅し、外部コンサルタントとして雇うことを承諾させる。
 いつからか、家の玄関にタイラーを崇拝する”ファイト・クラブ”のメンバーが並びだした。黒ずくめの服を着た彼らは何を言われても動かず、何日かを耐えたメンバーのみをタイラーは家に入れた。タイラーは彼らを、化学実験で宇宙に連れていかれた猿に例えて”スペースモンキー”と呼ぶ。彼らは広告や物質社会の象徴に爆弾を仕掛け、ニュースで放映されるのを楽しんで見ていた。それを不審な目で見るのはジャックただ一人。”メイヘム(M)計画”という言葉を耳にするが、メンバーは決して語ろうとしない。
 街では彼らの起こすテロが社会問題になり、会議が開かれた。そこにウェイターとして忍び込んだ”スペースモンキー”。出席者がトイレに立った途端、彼らは行動を起こす。タイラーは出席者を縛り、「改正を取りやめないと、タマを切る」と脅す。狂喜しながら逃げるタイラー達。行動を知らされず、のけ者気分を味わうジャックは、その夜のファイトで”スペースモンキー”のメンバー、エンジェル・フェイスを半殺しにしてしまう。あまりの迫力に戦慄くメンバーをよそに、タイラーはジャックを盗んだ車に乗せ、「おまえはまだ精神の解放がなされていない。死を目前にすれば自由になれる」と反対車線に飛び込み、急カーブを描いて衝突事故を起こす。
 翌日。事故から目覚めたジャックは自宅のベッドにいた。タイラーの姿はない。メンバーは黙々と作業をしている。そんななか、テロ中に警察に狙撃されたメンバーが戻ってきた。死亡したのはボブだった。友人の死にショックを受けるジャックは急いでタイラーを探す。フライトチケットをチェックすると半分以上使用されていた。タイラー・ダーデンの名前で。彼の足取りを追い、各地を転々とするジャック。タイラーは行く先々で”ファイト・クラブ”を設立していた……。