
日本公開:1983年12月24日
製作国:アメリカ
言語:英語
上映時間:110分
配給:MGM/UA
スタッフ
監督:ジョン・バダム脚本:ローレンス・ラスカー
ウォルター・F・パークス
ウォロン・グリーン
製作総指揮:レナード・ゴールドバーグ
製作:ハロルド・シュナイダー
撮影:ウィリアム・A・フレイカー
プロダクション・デザイン:アンジェロ・P・グレアム
編集:トム・ロルフ
音楽:アーサー・B・ルービンスタイン
美術:ジェームズ・J・ムラカミ
録音:ウィリー・D・バートン
キャスト
デビッド・ライトマン:マシュー・ブロデリックジョン・マッキトリック博士:ダブニー・コールマン
スティーブン・フォルケン:ジョン・ウッド
ジェニファー・マック:アリー・シーディ
ジャック・ベリンジャー将軍:バリー・コービン
“パット”パトリシア・ヒーリー:ジュアニン・クレイ
スティーヴ:マイケル・マドセン
ジェリー:ジョン・スペンサー
ジム・スティング:モーリー・チェイキン
ストーリー
デビッド・ライトマン(マシュー・ブロデリック)は、シアトル郊外に住む17歳の高校生。勉強の方は並で、学校ではいささかトラブルメーカー的存在。どこにでもいそうな、ごく普通の少年だったが、彼には人知れず自慢できる素晴らしい世界があった。大人も舌を巻くほど、めったやたらコンピューターに強いのだ。自分の部屋で秘かにパソコンをあやつる少年は、市販のビデオ・ゲームにはあらかた飽きてしまい、最近では学校のコンピューターからパスワード(暗号)を盗み出し、自分の機器にインプット。苦手の生物の成績評価を打ち直したり、クラス全員の成績を映し出しては、ガールフレンドのジェニファー(アリー・シーディ)と悦に入るというワルガキぶりだった。ある日デビッドは、まだ市場に出ていない新しいビデオ・ゲームの内容を探ろうとして、自分のパソコンを、ゲーム製造会社のコンピューターに接続させた。その中に、ユーザーがコンピューター相手に楽しめるゲームがあった。ゲームのリストには、チェスやチェッカーの他、”生化学戦争”とか”世界全面核戦争”といった、聞いて思わずワクワクするようなしろものがあった。ゲームに夢中になったデビッドとジェニファーは、キャッキャ言いながらソ連ミサイルをラスベガスやシアトル目がけて発射し始めた。ところが、これが世界を震撼させるトラブルの始まりだったとは――!?
一方、ここは、コロラド州コロラドスプリングス山中地下のNORAD(北米大陸防空軍)司令部。厚さ4mの鋼板のドアの向こうには、核戦争から北米防衛の成否を握る巨大な戦略ルームが、まるで要塞のように鎮座していた。その機能を支える百台に近いコンピューター群が、突然、不気味な蠢動を始めた。大スクリーンに映し出された第3次世界大戦迎撃プログラム。なんと、ソ連がラスベガス、続いてシアトル目がけてミサイルを発射したというのだ。不意の有事にあわてふためく国防総省のコンピューター専門家マキットリック博士(ダブニー・コールマン)、そして司令官のベリンジャー将軍(バリー・コービン)。基地内は、騒然たる雰囲気に包まれた。
もう、おわかりだろう。デビッドがゲームだと思って楽しんでいたのは、実は国防総省の核戦略プログラムだった。その名を”ジョシュア”。テレフォン・ネットワークを操作するうち、少年のパソコンはとんでもないしろものと接続していたのだ。事態をさとったデビッドは、ゲームをストップしようとした。ところが”ジョシュア”はもっととんでもないことを告げた。”世界全面核戦争”は”最後”まで続行するよう、プログラムされているというのだ。ケタ外れの知力で、デビッドにゲームの続行を迫る”ジョシュア”……!
逆探知で、デビッドの存在を知った当軍局は、ただちに少年の”捕獲”に向かった。基地内に連れ込まれたデビッド。だが、彼がトラブルの張本人だとは、マキットリックを始め誰も信用しない。作戦表示盤の前に集まり、大統領の決断を仰ぐべきか否か、真剣に討議する司令官たち。
デビッドは、基地内の一室に拉致されてしまった。しかしメカボーイ、デビッドにとっては、頑丈な鋼鉄製のドアを開けるなどお茶の子さいさい。まんまと基地を脱したデビッドは、ジェニファーに連絡して彼女と遭遇。2人してオレゴンの山奥へ向かった。そこには、”ジョシュア”を創り出したコンピューターの天才、フォーケン博士(ジョン・ウッド)が、隠退して棲んでいた。博士こそ、”ジョシュア”を制御できるかもしれない唯一の人間と、少年は考えたのだ。しかし残された時間は、あと30時間あまり。その間にも、世界を破滅させる最終戦争の恐怖が刻一刻と迫っていた――!!
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