wall e
原題:WALL・E
日本公開:2008年12月05日
製作国:アメリカ
言語:英語
画面:シネマスコープ・サイズ
音響:ドルビーSRD-EX
上映時間:103分
製作:ピクサー・アニメーション・スタジオ
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
スタッフ
監督:アンドリュー・スタントン
製作:ジム・モリス
共同製作:リンゼイ・コリンズ
製作総指揮:ジョン・ラセター
脚本:アンドリュー・スタントン
   ジム・リードン
原案:アンドリュー・スタントン
   ピート・ドクター
撮影監督:ジェレミー・ラスキー
     ダニエル・フェインバーグ
プロダクション・デザイナー:ラルフ・エグルストン
編集:ステファン・シェファー
スーパーバイジング・テクニカル・ディレクター:ナイジェル・ハードウィッジ
スーパーバイジング・アニメーター:アラン・バリラーロ
                 スティーヴン・クレイ・ハンター
音楽:トーマス・ニューマン
サウンド・デザイナー:ベン・バート
キャスト
ウォーリー:ベン・バート
イヴ:エリッサ・ナイト
艦長:ジェフ・ガーリン
シェルビー・フォースライト/BNL会長:フレッド・ウィラード
オート:マッキントーク
モー:ベン・バート
ジョン:ジョン・ラッツェンバーガー
メアリー:キャシー・ナジミー
アクシオム・コンピュータ:シガニー・ウィーバー
ストーリー
 無限に広がる宇宙空間――キラキラと輝く幾千万もの星の彼方に、スモッグに覆われた星が浮かんでいる。まるで”巨大な塵の玉”のような星――これが地球だ。29世紀、地球の大気圏は、煤けた雲状のスモッグにすっぽりと覆われていた。荒れ果てた地上には、ゴミ、ゴミ、ゴミ……そこには、人間はおろか、生き物や植物の気配すらない…。
 無人の高層ビル群と、ゴミの塊を積み重ねてできたタワーの間を縫うように、一台の小さなロボットが颯爽と移動している。双眼鏡のような頭に、四角いボディ、小さな2本の腕と、キャタピラの付いたタイヤ。ぎっしりと立ち並ぶその巨大な”ゴミの塔”は、すべて彼の手によって造られたもの。彼の名は、ウォーリー(WALL・E=Waste Allocation Load Lifter Earth-Class/ゴミ配置積載運搬機地球型)。地球に残された、最後のロボットだ。ゴミをキューブ状に圧縮して積み上げるようプログラムされた彼は、この作業を7世紀の間続けている。友達はたった1匹のゴキブリだけ。
 ひとりぼっちの生活の中、ウォーリーは、ゴミの中から自分の気に入った「宝物」を集めたり、ビデオでミュージカル映画『ハロー・ドーリー!』を観るのが趣味。この映画を観ているうちに、彼にはいつの間にか人間のような感情や恋への憧れが生まれていった。
 ある日、ウォーリーがいつものようにゴミを積み上げていると、頭上に巨大な宇宙船が現れ、ピカピカの探査ロボット「イヴ」(Extra-terrestrial Vegetation Evaluator<地球向け植物探査機>の略)を降ろしていく。地球で何かを探している様子のイヴに、ウォーリーはたちまち恋をする。ウォーリーはイヴを砂嵐から守るため家に連れて帰り、宝物や『ハロー・ドーリー!』を観せた。イヴはウォーリーの優しさに心動かされ、ふたりは仲良くなる。更なるアピールとして、見つけたばかりの植物を見せるウォーリー。彼はその植物の重要性を知らなかった。それは、700年ぶりに地球上で確認された唯一の植物だったのだ。また、植物を発見したら宇宙船アクシオムに運ぶよう、イヴがプログラムされていることもウォーリーはまったく知らなかった。
 やがて宇宙船がイヴを回収に来る。ウォーリーはイヴが乗せられた宇宙船にしがみつき、イヴの後を追ってアクシオムに入り込む。そこには、700年前にBNLという企業の提案により地球を捨てた人間たちの姿が……。彼らはホバー・チェアという自動操縦の椅子に座ったまま、立ち上がることも、自分の足で動くこともせず、身体も頭も使わず、全てロボットに任せきりの生活を送り続け、太り過ぎ、精気を失っていた。
 イヴは艦長と一等航海士のオート(オート・パイロット)のもとに連れて行かれた。艦長はBNLの最高経営責任者シェルビー・フォースライトから、ビデオメッセージで指令を受ける。
 植物が見つかった場合は、「ホロディテクター」と呼ばれる照合機にその植物を設置し、地球へ帰ることになっていたのだ。しかしイヴがスキャンを受けた結果、格納したはずの植物がどこにもないことがわかる。ウォーリーもイヴも艦長も知らない間に、オートの助手、ゴーファーが植物を取り出し、廃棄しようとしていたのだ。ウォーリーがアクシオムに乗っていると気づいたイヴは、彼のためを思って地球行きのシャトルに乗せようとする。だがゴーファーが盗んだ植物を抹消しようとする現場を目撃。ふたりは危険を乗り越え、植物を取り返す。
 植物がなくなっていたことにガッカリした艦長は、船のコンピュータを使って地球について調べ始める。そこへウォーリーとイヴが植物を持って艦長のところへ戻ってきた。事の真相を知った艦長がオートを問い詰めると、シェルビー・フォースライトが嘘をついていたことが発覚。BNL社は「地球を住める環境に戻すのは不可能」と考え、永遠に船旅を終えないようオートに命じていたのだ。「何があっても地球に戻らないように」とプログラムされていたオートは、艦長の命令に逆らって地球への帰還を拒否。ついには反乱を起こし、艦長を部屋に閉じ込め、ウォーリーとイヴ、植物はゴミ処理場へ送られてしまう。
 だが、なんとかウォーリーとイヴは、ゴミとして宇宙の塵にならずに、植物を持ってアクシオムの中へ戻り、艦長は自力でオートと闘い、「ホロディテクター」を作動させた。しかしその時、ウォーリーは大きく破損してしまう。
 宇宙船アクシオムはその後、無事に地球に帰還。人類は再び地球に住むことを決意し、地上に降り立つ。だがウォーリーは壊れたまま……。イヴはウォーリーを修理し充電するが、動き出したウォーリーは、イヴと過ごした日々を全く覚えておらず、感情も失ってしまったかのような動きをする。そんなウォーリーの姿にショックを受けたイヴは、ウォーリーの手を握った。するとその時、奇跡が起きた……。

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