eXistenZ
原題:eXistenZ
米国公開:1999年04月23日
日本公開:2000年04月29日
製作国:カナダ/イギリス
言語:英語
上映時間:97分
配給:ギャガ

【スタッフ】
監督デヴィッド・クローネンバーグ
脚本デヴィッド・クローネンバーグ
製作デヴィッド・クローネンバーグ
   ロバート・ラントス
   アンドラス・ハモリ
撮影:ピーター・サシツキー
プロダクション・デザイン:キャロル・スピア
編集:ロナルド・サンダース
音楽ハワード・ショア
ビジュアル・アンド・スペシャル・エフェクツ・スーパーバイザー:ジム・イサック
衣装:デニス・クローネンバーグ
共同製作:デイモン・ブライアント
     ブラドリー・アダムス
     マイケル・マクドナルド
キャスティング:ディエドル・ボウエン、C.D.C.
アソシエイト・プロデューサー:サンドラ・タッカー

【キャスト】
アレグラ・ゲラー:ジェニファー・ジェイソン・リー
テッド・パイクル:ジュード・ロウ
キリ・ビヌカー:イアン・ホルム
イェフゲニー・ノリッシュ:ドン・マッケラー
ヒューゴ・カーロー:カラム・キース・レネエ
メルル:サラ・ポーリー
ウィトルド・レヴィ:クリストファー・エクルストン
ガス:ウィレム・デフォー

【受賞歴】
1999年 第49回ベルリン国際映画祭 芸術貢献賞 受賞

【ストーリー】
 近未来、人々の娯楽は脊髄に生体ケーブルを直結してプレイする究極のヴァーチャル・リアリティ・ゲームだった。ゲーム界における最大のスターこそ、美貌の天才ゲームデザイナー、アレグラ・ゲラー(ジェニファー・ジェイソン・リー)である。今、アンテナ社の新作発表会場は興奮に沸き返っていた。待ちに待ったゲラーの新作ゲーム”イグジステンズ”が発表されるのだ。めったに人前には出ないゲラーも珍しく会場にやってきた。
 異変が起きたのは、モニター全員が両生類の有精卵でできた”ゲームポッド”に接続し、ゲームが始まったときだった。最前列にいた男が持参したゲームポッドの腹から小動物の骨でできた奇怪な銃を取り出し、プレイ中のゲラーに向けたのだ。「イグジステンズに死を!魔女アレグラ・ゲラーに死を!」男の弾はゲラーに命中し、ゲラーは重症を負って倒れた。会場の責任者ウィトルド・レヴィも凶弾に倒れる。レヴィはたまたま近くに居合わせた警備員見習いのテッド・パイクル(ジュード・ロウ)をつかまえてゲラーを託す。「彼女を守れ。誰も信用するな……」パイクルとゲラーは混乱する会場から逃げ出した。
 しかし、脊髄にゲームポッドをつなぐ穴を開けることを恐れているパイクルは、これまでVRゲームをプレイした経験がない。不満に思ったゲラーはパイクルを甘い言葉で説き伏せて自分とゲームをさせることにした。深夜、二人はガソリンスタンドに向かった。スタンド店員ガス(ウィレム・デフォー)が”バイオポート”を不正に装着してくれるのだ。だが、新品のバイオポートにつないだはずのゲームポッドはいきなり爆発する!”反イグジステンズ主義者”と名乗るテロリストたちは、ゲラーの首に賞金をかけていたのだ。ガスは賞金に目がくらみ、女神とも崇めていたゲラーを裏切ろうとしたのである。だが、パイクルは機転を効かし、ガスを倒した。
 ダメージを受けたポッドを修復するため、ゲラーはポッド技術者キリ・ビヌカー(イアン・ホルム)の別荘へ向かう。パイクルのゲームポッドも新しく取り換え、ようやくゲームを始める準備ができた。ゲラーとパイクルはイグジステンズの世界に入ってゆく。
 イグジステンズ、それはプレイヤーの想像力で作られるゲーム世界である。脊髄に接続したポッドから直接脳に信号を送り込んで操作するので、現実感にはなんの揺らぎもない。プレイする相手ごと、いやプレイするたびごとにまったく新しいゲームが始まる。ゲームのゴールは自分で見つけ出さなくてはならない。自分がなぜプレイしているかを知ることがイグジステンズの目的となる。現実から非現実へと移行するたびに、二人の前にあらわれる世界はさらに異様な、悪意に満ちたものに変わってゆく。陰謀と裏切り。無愛想なゲーム・ショップ。ニジマス養殖場を転用したゲームポッド工場。突然変異した両生類を出す中華料理店。このゲームの目的は何なのか?ゲラーとパイクルは何をしなければならないのか?そして反イグジステンズ主義者とは何者なのか?誰が敵で、誰が味方なのか_?何が現実で、何が非現実なのか_?答えを知るためには、イグジステンズを最後までやり通さねばならないのだ…勝者は誰なのか?

【用語解説】
<イグジステンズ>
アンテナ・リサーチ社が5年の歳月をかけて開発した究極の体感ゲーム。バイオポートを通じてプレイヤーの中枢神経に直接アクセスするヴァーチャル・リアリティRPG。ゲームはプレイするたびに変化し、一度として同じことは起きない。自分がなぜゲームをやっているのかに気づかないと、ゲームは終わらない。

<メタフレッシュ・ゲームポッド>
アンテナ社がイグジステンズのために開発したゲーム端末。両生類の有精卵を培養したバイオテクノロジー製品。有機生体物なのでデリケートであり、ショックを受けると病気になりやすい。とりわけ感情の急変から起きるニューラル・サージ(神経波動)はポッドを破損することもある。

<グリッスル・ガン>
小動物の骨と軟骨から作られた銃で、アレグラ・ゲラー暗殺に使われる。グリッスル・ガンの弾になるのは人間の歯であり、弾を装着した状態でも完全に有機物以外はまったく含まない。したがって金属探知器にも化学物質探知機にもかかわらず、厳重な警備をかいくぐってどこにでも持ち込むことができる。

<バイオポート>
脊髄の末端、お尻のすぐ上に開ける穴。アンビコードを介してここにゲームポッドを接続し、神経系に直接信号を送り込む。バイオポートを装着するにはスタッド・ファインダーでまず場所を決めて、バイオポート挿入ガンで小型のポートを撃ち込むという手順をとる。脊髄に直接穴を開けるため、場所がわずかでもずれると下半身麻痺などの大事故を起こしかねない。モグリのバイオポート屋で装着するなどもってのほか。

<アンビコード>
ゲームポッドと同じ有機体で作られたコードで、バイオポートに差し込んで人体とゲームポッドとをつなぐ。ゲームポッドは人体の代謝を動力源に動くが、アンビコードはそれをポッドに伝える、いわば「へそのお」である。

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