ENDLESS LOVE
英題:ENDLESS LOVE
日本公開:1981年12月05日
製作国:アメリカ
言語:英語
画面:---
音響:---
上映時間:116分
映倫区分:---
配給:東宝東和

【スタッフ】
監督:フランコ・ゼフィレッリ
脚本:ジュディス・ラスコー
原作:スコット・スペンサー
製作:ダイソン・ラヴェル
製作総指揮:キース・バリッシュ
   ピーター・グーバー
撮影:デヴィッド・ワトキン
美術:エド・ウィットスタイン
編集:マイケル・J・シェリダン
キャスティング:サリー・デニソン
衣装:クリスティ・ゼア
作詞作曲:ライオネル・リッチー
編曲:ジョナサン・チューニック
音楽:ジョナサン・チューニック

【キャスト】
ジェード・バタフィールド:ブルック・シールズ
デビッド・アクセルロッド:マーティン・ヒューイット
アン・バタフィールド:シャーリー・ナイト
ヒュー・バタフィールド:ドン・マレー
アーサー・アクセルロッド:リチャード・カイリー
ローズ・アクセルロッド:ビアトリス・ストレイト
キース・バターフィールド:ジェームズ・スペイダー
イングリッド:ペネロープ・ミルフォード
ジャン・マイナー
ビリー:トム・クルーズ
パティー:ジェイミー・ガーツ
サミー・バターフィールド:アイアン・ジーリング
レオナルド:ジェフ・マーカス
ホテルマネージャー:ロバート・アルトマン

【ストーリー】
 その少女の名はジェード・バタフィールド、15歳。この上もなく美しく優雅なひと……17歳のデビッド・アクセルロッドはジェードにすっかり心を奪われていた。
 ジェードの父ヒューも母のアンも子どもたちに寛容で交友関係にも干渉しない。デビッドはそんな自由な雰囲気に憧れ、いまでは家族同様のつきあいだ。いつでもジェードに会える。そして、会うたびにデビッドの思いは強く深くなってゆく。二人の関係はしかし、ヒューが考えているよりも遥かに親密だった。もしそれを知ったら、君のパパはぼくを殺すだろうな、とデビッド。そしたら、わたしも生きてはいないわ、とジェードが答える。
 その懸念は不運にも現実となった。
 ある夜、ヒューはジェードの部屋で裸のままのデビッドを見て激怒したが、アンは若い二人の恋にそれまで意識にのぼらなかった情炎が体じゅうに燃えひろがるのを感じた。
 悪いことは重なるものなのか。ジェードは開業医の父の書斎から睡眠薬を持ち出そうとして見つかってしまう。夜ごとのしのび逢いにジェードは睡眠不足になりがちで、ついに薬に手を出したのだった。ヒューの怒りは頂点に達した。デビッドはジェードに会うことはもちろん、バタフィールド家に出入りすることすら禁じられた。
 このことはしかし、かえってデビッドの慕情をかきたてる結果となった。思いつめたデビッドはバタフィールド家の玄関先にボヤ騒ぎを起こそうとした。火事の現場にかけつけて危険を知らせ、その勇気と誠意をわかってもらう――そんな悲しい期待も空しく、火の勢いは増して家をつつみこんだ。
 バタフィールド家の人びとは全員無事だったが家は全焼してしまう。
 デビッドは放火の現行犯として逮捕され、あまりに異常な行為のため精神鑑定を受けることになった。その結果、保護観察処分となり、病院に送られた。裁判所はデビッドにバタフィールド家の人びとに今後会ってはならないと言い渡した。
 それはデビッドにとって死ぬことよりつらいことだった。淋しさに気も狂いそうになる。デビッドはジェードに何通も手紙を書いた。だが返事は来ない。主治医がデビッドの手紙を読み、投函しなかったのだ。ジェードが遠ざかってゆく……デビッドは悪夢にうなされ、幻覚を見ることが多くなった。
 2年が過ぎた。ようやく執行猶予となって退院を許されたデビッドは両親のアーサーとローズからジェードを探し求めぬよう厳しく諭された。バタフィールド家はもうシカゴに住んではいなかった。
 デビッドの退院によってあの忌わしい過去の再来を恐れたヒューは、デビッドに自分の家族の誰かれなく近づいたら殺すと威した。あの事件いらい、家族どうしの気持ちは離れ、ヒューはアンと別れていまはイングリッドという女性と親しい。
 それでもデビッドはひるまなかった。必死の努力の末、ようやくニューヨークのアパートにアンを訪ねることができた。いまでも娘を愛している男のひたむきさにアンはたまらなくいとしさを覚えるのだった。忘れていた官能の疼きを呼びさまされたあの夜を思い出し、デビッドを誘ったが彼は応じなかった。
 デビッドはジェードが現在バーモント州の学校にいると知り、バスで行くことにした。
 だが、運命は何と皮肉なのだろう。デビッドをあれほど憎悪していたヒューとニューヨークの町中で出会ったのだ。逆上したヒューは逃げるデビッドを追う途中、誤ってタクシーにはねられ即死した。その現場を一緒にいたイングリッドは目撃していた。打ちひしがれ自責の念にかられたデビッドはジェードにあてた手紙をアンに渡すと、会わないつもりで別れを告げるのだった。
 ヒューの葬儀のあと、デビッドの泊っているホテルにジェードが訪れ、火事の責任はないと慰めた。ジェードもまた返事を書かなかった心のわだかまりと訣別できたのだった。
 二人の再会は、愛の深さ強さを改めて認め合うことに他ならなかった。ジェードはさよならを言いに来たのだが、デビッドの感情の勢いに決意も鈍りがちになった。
 ジェードの兄キースは家族の相次ぐ不幸をもたらした張本人デビッドに復讐するため、イングリッドを巧みに抱きこむとデビッドこそヒューを死に追いやったのだと痛罵した。保護観察の身のデビッドは警察に連行され、ジェードとはまたしても離ればなれになってしまう。
 デビッドがジェードに近づくたびに不幸がきまって二人を見舞うのだ。
 愛しすぎることがいけないのだろうか。いかなる犠牲を払っても愛する人のために生きていたい。どんな障害が立ちはだかろうと、この熱い想いは変わりはしない。限りなく愛したい…。

エンドレス・ラブ [DVD]