RACHEL GETTING MARRIED
原題:RACHEL GETTING MARRIED
米国公開:2008年10月03日
日本公開:2009年04月18日
製作国:アメリカ
言語:英語
上映時間:112分
画面:ビスタサイズ
音響:SDDS、ドルビーデジタル、ドルビーSR
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

【スタッフ】
監督:ジョナサン・デミ
製作:ジョナサン・デミ
   ネダ・アーミマン
   マーク・プラット
製作総指揮:イロナ・ハーツバーグ
      キャロル・カディ
脚本:ジェニー・ルメット
撮影:デクラン・クイン
美術:フォード・ウィーラー
編集:ティム・スキュアーズ
オリジナル音楽:ゼファー・タウィル
        ドナルド・ハリソンJr.
衣装:スーザン・ライオール
共同製作:H・H・クーパー
キャスティング:バーナード・テルジィ
音楽編集:スザナ・ペリック

【キャスト】
キム・バックマン:アン・ハサウェイ
レイチェル・バックマン:ローズマリー・デウィット
ポール・バックマン:ビル・アーウィン
シドニー:トゥンデ・アデビンペ
キアレン:マーサー・ジッケル
キャロル:アンナ・ディーヴァー・スミス
エマ:アニサ・ジョージ
アビー:デブラ・ウィンガー
ノーマン・スクリア:ボー・シア
指揮者:ポール・ラザー
乾杯の音頭をとる男:ジェイムズ・ロッシュ
シドニーの祖母:ヘリースト・ハリソン
シドニーのいとこ:ゴンザレス・ジョセフ
ビデオカメラを持った招待客:ロジャー・コーマン

【受賞歴】
2008年ニューヨーク映画批評家協会賞:脚本賞
2008年ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞:主演女優賞
2008年シカゴ映画批評家協会賞:主演女優賞
2008年オースティン映画批評家協会賞:主演女優賞
2008年ワシントンDC映画批評家協会賞:助演女優賞・脚本賞
2008年ダラス=フォート・ワース映画批評家協会賞:主演女優賞
2008年サテライト賞:助演女優賞
2008年パルム・スプリングス国際映画祭:主演女優賞
2008年ヒューストン映画批評家協会賞:主演女優賞
2008年ユタ映画批評家協会賞:助演女優賞・脚本賞
2008年サウスイースタン映画批評家協会賞:主演女優賞
2008年トロント映画批評家協会賞:監督賞・脚本賞・助演女優賞
2009年放送映画批評家協会賞:主演女優賞
2009年NAACPイメージ賞:映画脚本賞
2009年アカデミー賞:主演女優賞 ノミネート
2009年ゴールデン・グローブ賞ドラマ映画部門:主演女優賞 ノミネート

【ストーリー】
 コネティカット州。ある治療施設から退院したキム・バックマン(アン・ハサウェイ)を、父ポール・バックマン(ビル・アーウィン)と継母キャロル(アンナ・ディーヴァー・スミス)が車で迎えに来る。施設の担当者ローザは「しっかりね」とキムを励まして見送る。
 キムの姉レイチェル(ローズマリー・デウィット)の結婚式が2日後に迫っている。レイチェルは、自宅で式を挙げるために、友人たちの手を借りて準備におおわらわだ。9ヶ月ぶりに帰ってきた家に他人が大勢いて、キムは落ち着かない表情を見せる。キムが入っていたのは薬物依存症の治療施設。退院後も回復プログラムの一環であるミーティングに参加しなければならない。キムは父に車の運転を禁じられ、自転車で少し遅れてミーティングに駆けつける。そこで出会った青年キアレン(マーサー・ジッケル)は、偶然にもレイチェルの結婚相手シドニー(トゥンデ・アデビンペ)の親友で、花婿付添人を務めることになっていた。
 その夜、両家の家族や友人たちが集まってのリハーサル・ディナーに、姉妹の実母アビー(デブラ・ウィンガー)も現在の夫とともに遅れてやって来た。レイチェルの親友エマ(アニサ・ジョージ)の祝福のスピーチで、キムは新婚夫婦が遠いハワイで暮らすことを初めて知り、顔を曇らせる。だが、帰宅後に怒りを爆発させたのはレイチェルだった。キムのスピーチの内容が、結婚のお祝いどころか、自分のことばかりだったからだ。キムは反論し、姉妹で激しく言い合ううちに、レイチェルがふと妊娠の事実を明かす。家族は大喜びするが、自分の真剣な話をビッグ・ニュースに吹き飛ばされたキムは「フェアじゃない!」と怒る。レイチェルはそんな妹にうんざりしてしまう。
 翌日のミーティングで、キムは自分の過去を語る。それは、16歳のときに鎮痛剤でハイになったまま幼い弟イーサンを車で公園に連れて行き、その帰り道、湖に車ごと落ちてイーサンを溺死させてしまった、悲しすぎる過去だった。
 本番を明日に控え、パーティの席順決めで再び気まずい空気が漂ったものの、姉妹は一緒に車で美容院に行く。すると、ひとりの男性がキムに声をかけてくる。数年前に同じ治療施設にいたという彼は、幼い頃に姉妹で叔父に性的虐待を受け、姉は拒食症になったというキムの身の上話に勇気づけられたと語る。それはキムの作り話だったのだが、聞いていたレイチェルは激怒し、キムを置いて車で帰ってしまう。あとからタクシーで帰宅したキムも喧嘩腰で、姉妹は胸に秘めてきた辛い思いをぶつけ合う。
 キムは車を運転して母アビーの家へ行き、「なぜラリっている私にイーサンを任せたの?」と問い詰める。母に顔を殴られ、思わず殴り返すキム。動揺したキムは車の運転を誤って夜の林に突っ込み、早朝に発見される。顔に大きなアザをこしらえて帰宅した妹の体を、レイチェルは優しく洗ってやるのだった。
 前日の雨が上がり、快晴で迎えた結婚式当日。音楽業界で成功しているシドニーらしく、式の後のパーティはバンドや歌手が次々と登場して陽気に盛り上がり、夜まで続く。しかし、母アビーは翌日の夫の出張を理由に帰ると言いだし、レイチェルをがっかりさせる。思えば母は昔からわがままな人だった・・・・・・。
 翌朝、キムは荷物を持って家を出る。車で迎えに来たのは施設のローザだ。レイチェルが外に出てきて、キムと抱き合う。妹を見送ったレイチェルは、宴の後の庭をひとり静かに眺めるのだった。

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