THE SOCIAL NETWORK
原題:THE SOCIAL NETWORK
米国公開:2010年10月01日
日本公開:2011年01月15日
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語
画面:スコープサイズ
音響:SDDS、ドルビーデジタル、ドルビーSR
上映時間:120分
年齢制限:PG12
配給:ソニー・ピクチャーズ

【スタッフ】
監督デヴィッド・フィンチャー
脚本アーロン・ソーキン
原作:ベン・メズリック著「facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男」(青志社)
製作:スコット・ルーディン
   ダナ・ブルネッティ
   マイケル・デ・ルカ
   セアン・チャフィン
製作総指揮ケヴィン・スペイシー
      アーロン・ソーキン
撮影:ジェフ・クローネンウェス
美術:ドナルド・グレアム・バート
編集:アンガス・ウォール
   カーク・バクスター
音楽:トレント・レズナー
   アッティカス・ロス
音響:レン・クライス
衣装:ジャクリーン・ウエスト
キャスティング:ラレイ・メイフィールド

【キャスト】
マーク・ザッカーバーグ:ジェシー・アイゼンバーグ
エドゥアルド・サベリン:アンドリュー・ガーフィールド
ショーン・パーカー:ジャスティン・ティンバーレイク
キャメロン&タイラー・ウィンクルボス:アーミー・ハマー
ディヴィヤ・ナレンドラ:マックス・ミンゲラ
タイラー・ウィンクルボスのボディダブル:ジョシュ・ペンス
クリスティ・リン:ブレンダ・ソング
マリリン・デルピー:ラシダ・ジョーンズ
サイ:ジョン・ゲッツ
ゲイジ:デヴィッド・セルビー
グレッチェン:デニース・グレイソン
ラリー・サマーズ:ダグラス・アーバンスキー
エリカ・オルブライト:ルーニー・マーラ
ダスティン・モスコビッツ:ジョゼフ・マゼロ
アメリア・リッター:ダコタ・ジョンソン
ジョシュ・トンプソン:トレヴァー・ライト
ピーター・ティール:ウォレス・ランガム
クリス・ヒューズ:パトリック・メイペル
K.C.:シェルビー・ヤング
アリス:マリース・ジョー
フラタニティの男:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
フェニックス代表:ダスティン・フィッツシモンズ

【受賞歴】
<受賞>
第83回アカデミー賞:編集賞/作曲賞/脚色賞
第68回ゴールデングローブ賞:作品賞(ドラマ部門)/監督賞/脚本賞/作曲賞
第64回英国アカデミー賞:監督賞/脚色賞/編集賞
第82回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞:作品賞/監督賞/主演男優賞/脚色賞
第36回セザール賞:外国語映画賞
第15回サテライト賞:ドラマ映画賞/監督賞/脚色賞
第14回オンライン映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/脚本賞
第19回サウスイースタン映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/アンサンブル演技賞/脚色賞
第15回サンディエゴ映画批評家協会賞:脚色賞
第23回シカゴ映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/脚色賞
第45回全米映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/主演男優賞/脚本賞
第14回トロント映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/主演男優賞/助演男優賞/脚本賞
第10回ニューヨーク映画批評家オンライン賞:作品賞/監督賞/脚本賞
第76回ニューヨーク映画批評家協会賞:作品賞/監督賞
第11回フェニックス映画批評家協会賞:脚本賞/アンサンブル演技賞
第15回フロリダ映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/脚色賞
第16回放送映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/脚色賞/音楽賞
第31回ボストン映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/主演男優賞/脚本賞/音楽賞
第14回ラスベガス映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/脚色賞/作曲賞
第36回ロサンゼルス映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/脚本賞/音楽賞
第9回ワシントンD.C.映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/脚色賞
第6回オースティン映画批評家協会賞:脚色賞
EDA賞:作品賞/監督賞/脚色賞/作曲・音楽賞
AFI賞:ムービーズ・オブ・ザ・イヤー
ハリウッド映画賞:アンサンブル・オブ・ザ・イヤー
USCスクリプター賞
アメリカ映画編集者協会賞:ドラマ映画編集賞
全米脚本家組合賞:映画脚色賞
ゴールデンリール賞:長編映画ダイアログ・ADR賞
アイオワ映画批評家協会賞:作品賞/監督賞
アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞:作品賞
インディアナ映画批評家協会賞:作品賞/脚本賞
オクラホマ映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/主演男優賞/脚本賞
カンザスシティ映画批評家協会賞:作品賞/脚色賞
サンフランシスコ映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/脚色賞
セントラルオハイオ映画批評家協会賞:脚色賞
セントルイス映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/脚色賞/音楽賞
ダラス・フォートワース映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/脚本賞
デトロイト映画批評家協会賞:作品賞
デンバー映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/脚色賞
ヒューストン映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/主演男優賞/脚本賞
ブラック映画批評家協会賞:作品賞/アンサンブル演技賞/脚色賞
ユタ映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/脚本賞
ロンドン映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/助演男優賞/脚本賞

<ノミネート>
第83回アカデミー賞:作品賞/主演男優賞/撮影賞/監督賞/録音賞
第68回ゴールデングローブ賞:主演男優賞(ドラマ部門)/助演男優賞
第64回英国アカデミー賞:作品賞/主演男優賞/助演男優賞
第15回サテライト賞:主演男優賞(ドラマ映画)/助演男優賞/編集賞/作曲賞
第17回全米映画俳優組合賞:主演男優賞/キャスト賞
第37回ピープルズ・チョイス・アワード:ドラマ映画賞
第14回オンライン映画批評家協会賞:主演男優賞/助演男優賞/編集賞
第15回サンディエゴ映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/主演男優賞/アンサンブル演技賞/音楽賞/編集賞
第23回シカゴ映画批評家協会賞:主演男優賞/助演男優賞/撮影賞/音楽賞/有望俳優賞
第11回フェニックス映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/主演男優賞/助演男優賞
第16回放送映画批評家協会賞:主演男優賞/助演男優賞/アンサンブル演技賞/編集賞/音響賞
第31回ボストン映画批評家協会賞:助演男優賞
第9回ワシントンD.C.映画批評家協会賞:主演男優賞/助演男優賞/アンサンブル賞/撮影賞/音楽賞
EDA賞:主演男優賞/撮影賞/編集賞/アンサンブルキャスト賞
アメリカ映画編集者協会賞:映画撮影賞
アメリカ製作者組合賞:映画賞
アメリカ美術監督組合賞:映画賞(コンテンポラリー映画)
衣裳デザイナー組合賞:コンテンポラリー映画衣裳デザイン賞
全米監督協会賞:長編映画監督賞
映画録音協会賞:映画賞
ゴールデンリール賞:長編映画音楽賞
アイオワ映画批評家協会賞:主演男優賞/助演男優賞
インディアナ映画批評家協会賞:主演男優賞
セントラルオハイオ映画批評家協会賞:作品賞/監督賞/主演男優賞/助演男優賞/音楽賞/アンサンブル賞
セントルイス映画批評家協会賞:主演男優賞
ダラス・フォートワース映画批評家協会賞:主演男優賞
デトロイト映画批評家協会賞:監督賞/主演男優賞/助演男優賞/ブレイクスルー演技賞
デンバー映画批評家協会賞:主演男優賞/作曲賞
ヒューストン映画批評家協会賞:助演男優賞/作曲賞
ユタ映画批評家協会賞:主演男優賞/助演男優賞/撮影賞
ロンドン映画批評家協会賞:主演男優賞

【ストーリー】
<2003年10月のある夜。マーク・ザッカーバーグは熱中していた。>
ハーバード大学コンピュータサイエンス専攻2年生のマーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、ニューヨーク州のアッパーミドル出身で、高校時代から腕利きのハッカーだったが、そのオタクぶりが災いして、人づき合いに関しておくてだった。ほんの数時間前も、ガールフレンドのエリカ(ルーニー・マーラ)とほんのちょっとした言葉のすれ違いから、修復不可能なほど彼女を怒らせ別れてきたところだ。カークランド寮の自室に戻り、やけでビールを飲みながらブログに彼女の悪口を書いていたが、すぐにこの痛手を振り切るために夢中になるものを見つけ出した。今はハーバード中の寮の名簿をハッキングし、女子学生たちの写真を並べてランクづけするサイト作りに没頭していた。
 このサイト、フェイスマッシュはたった2時間で22,000アクセスに達し、マークの名前はハーバード中に知れ渡った。天才ハッカーとして、大学のセキュリティシステムを愚弄した反逆者として、全女子大生を敵に回した変人として。
 マークは大学規則違反で、半年の観察処分を受けたが、そんなことは全く意に介していなかった。彼の頭の中では、今回の思いもよらない爆発的反響から、次のアイデアが生まれていた。なぜフェイスマッシュは学生たちにこんなにもウケたのか、女の子の写真ならどこでも見られるけれど、どれも身近な女の子たちだったからだ。みんな友達のことを知りたいと思ってる。インターネットで友達のことを知ることができれば、そして自分のことも知らせることができれば――。ネット上での大学の社交場だ。ファイナルクラブのように排他的にする。けれど家柄や金は関係ない。ハーバードのメンバーの承認が要ることにしよう。同じようなサイトは他にもあるけれど、もっと使いやすく自由でインタラクティブにする。
――きっとみんな夢中になるぞ!
 これが、現在利用者全世界5億人に達したソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)、フェイスブックの誕生である。

<2004年2月。ウィンクルボス兄弟は憤慨していた。>
 たった1日でハーバードの学生650人が登録したというフェイスブック! これは俺たちのハーバードコネクションのアイデアのパクリじゃないか!
 キャメロン・ウィンクルボスとタイラー・ウィンクルボス(アーミー・ハマー)、この双子の兄弟は、資産家の家に育ち、次期オリンピックにも出場が期待されるボート部のトップにして、ハーバード最高峰のファイナルクラブ、ポーセリアンのメンバーだ。これまでの人生でうまくいかなかったことは一度もなかった。去年の11月にフェイスマッシュのマークのことを知り、自分たちが企画している学内男女のインターネット上の出会いの場、ハーバードコネクション立ち上げのため、優秀なプログラマーである彼に協力を要請した。彼は「やる」と言った。だが、今日までに彼にメールを52通出し、会ったのはたった3回、催促してものらりくらりとかわされていた。こういうことだったのか! 奴は自分のサイトの立ちあげ準備をしていたんだ。
 彼らは、早速、自分の父親の会社の弁護士を介し、フェイスブックが知的財産の盗用だとして停止警告を送った。だが、マークからは「1月にハーバードコネクションのプログラミングが予想と違い、ハードウェアも足りないという疑問点を伝えました」という返事を寄こしただけで、停止するどころか、加入大学を増やし続けている。学長のラリー・サマーズ(ダグラス・アーバンスキー)にもマークの行いは大学の倫理規定に反すると訴えたが、「学生間の問題だ」と相手にしてもらえなかった。
 こうなったら、最終手段に訴えるしかない……。これは金の問題ではない。名誉の問題なのだ。

<2004年7月。エドゥアルド・サベリンは怒っていた。>
 エドゥアルド・サベリン(アンドリュー・ガーフィールド)は、マークがフェイスマッシュを立ちあげた時も、フェイスブックのアイデアを思いついた時もともにいた、フェイスブックの共同創業者&CFOだ。もちろんアイデアはマークのものだが、フェイスブックのサーバーを借りる最初の資金1,000ドルを提供した。裕福な彼は、人づきあいが下手なコンピュータオタクのマークを誰よりも理解し、ビジネスパートナーという以上に親友だった。学内でフェイスブックの名前とともにマークも有名人となり、エドゥアルドも得意満面だった。
 だが、フェイスブックが他大学にも進展した頃、2人の関係はぎくしゃくし始める。そろそろ利益をあげるべきだと提案したエドゥアルドに、マークは「画面に広告が出たらダサい」と反対した。それでも、春休みには2人そろってニューヨークへ広告スポンサー候補との会合に出かけるが、広告に反対であるマークの不遜な態度が相手を怒らせてブチ壊しだった。そして、ニューヨークでのもう1つの会合――ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)との出会いが、2人の関係を狂わせていく。19歳でファイル共有ソフト、ナップスターを作り、IT企業2社をハデに振り回したショーンは、地道なビジネス感覚を持つエドゥアルドには危険人物に思えた。だがマークは、投資会社にコネを持ち、カリスマ性のあるショーンの話術に夢中になった。ショーンはフェイスブックが目標にすべき評価額は10億ドルだとアドバイスし、そこまで成長させるためカリフォルニアに来るよう持ちかける。登録者が15万人を超える頃、マークはスタッフを増やしサーバーを増設、カリフォルニア州スタンフォードに家を借りる。エドゥアルドに黙って独断で決めたマークに対し、彼はそれでも18,000ドルを会社の口座に増資し、自分はニューヨークでスポンサー探しを続ける決意をする。
 ところが、エドゥアルドが離れている間、ショーンは次々に投資家とのミーティングを設定していた。CFOの自分が同席しないで、ショーンにビジネスを仕切らせている! カークランド寮の一室で始めた時、一緒だったのはショーンじゃない、この僕じゃないか! 怒りにまかせて、エドゥアルドは、会社の口座を凍結してしまう。それが最悪の事態を招くことになるとは思いもしないで……。

――こうして、マークは2つの訴訟に巻き込まれる。ウィンクルボス兄弟は、アイデアを盗用されたと言って、エドゥアルドは創業者としての権利を主張し、マークを告訴した。

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