WE OWN THE NIGHT
原題:WE OWN THE NIGHT
日本公開:2008年12月27日
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語
画面:ビスタ
音響:ドルビーデジタル,SRD,SDDS
上映時間:117分
配給:ムービーアイ

【スタッフ】
監督ジェームズ・グレイ
脚本ジェームズ・グレイ
製作:ニック・ウェクスラー
   マーク・バタン
   マーク・ウォールバーグ
   ホアキン・フェニックス
製作総指揮:トッド・ワグナー
      マーク・キューバン
      アンソニー・カタガス
共同製作:クーパー・サミュエルソン
     マイク・アプトン
撮影:ホアキン・バカ=アセイ
美術:フォード・ホイーラー
編集:ジョン・アクセルラッド
衣装デザイン:マイケル・クランシー
音楽監修:デイナ・サノ
音楽:ヴォイチェフ・キラール

【キャスト】
ボビー・グリーン(グルジンスキー):ホアキン・フェニックス
ジョセフ・グルジンスキー:マーク・ウォールバーグ
アマダ・フアレス:エヴァ・メンデス
バート・グルジンスキー:ロバート・デュヴァル

【ストーリー】
 1988年、ニューヨークのブルックリン。警官一家に生まれたボビー・グルジンスキー(ホアキン・フェニックス)は、家業に背を向け、亡き母の姓を名乗り、ブライトン・ビーチにあるロシア人経営のナイトクラブ”エル・カリブ”の支配人として働いている。
 オーナーのマラットからの信頼は厚く、プエルトリコ人の美しい恋人アマダ(エヴァ・メンデス)と共に、その生活は順風満帆と思われた。客として店にやって来る凶暴なロシアン・マフィアたちともうまくやっていたボビー。しかし一方、ニューヨーク市警のエリート警官である兄ジョゼフ(マーク・ウォールバーグ)と、警視である父バート(ロバート・デュヴァル)は、そのロシアン・マフィアに目をつけていた。
 ジョゼフの昇進パーティーに招かれたボビーは、ロシアン・マフィア撲滅のための新しい麻薬取締班ができると聞かされる。標的は、マラットの甥ニジンスキー。ソ連で服役後、79年にアメリカに移住したニジンスキーは、大量のヘロインやコカインを輸入しているのだという。ボビーは、近頃エル・カリブに入り浸って我が物顔に振る舞っているニジンスキーを苦々しく思っていたものの、兄から捜査への協力を求められると、きっぱり断る。そんなボビーに父は、「いずれお前は、警察かヤクの売人かどちらかの味方につく。これは戦争だ」と告げる。
 ジョゼフは、警官隊を指揮してエル・カリブに乗り込み、一斉検挙の作戦に出た。しかし、肝心のニジンスキーを取り逃がし、逮捕した手下のロシア人からも情報を得ることはできなかった。おまけに混乱の中で警官隊は、ちょうど店にいたボビーまでも麻薬不法所持で逮捕、拘留する。ジョゼフの計らいですぐに釈放されたボビーだが、予告なしに自分の店に踏み込んだ兄に怒りを爆発させ、兄弟の溝は決定的に深まる。
 ジョゼフが覆面の男に撃たれて瀕死の重傷を負ったのは、その夜のことだった。捜査に協力しなかったことを後悔し、自分を責めるボビー。そんな彼の前に、ニジンスキーが現れた。一気に勢力を拡大して麻薬取引を独占する計画を進めるニジンスキーは、ボビーの人脈とネットワークに目をつけ、麻薬を売りさばいてほしいと持ちかける。ニジンスキーは警察を恐れるどころか、殺し屋を抱えていることを自慢し、ジョゼフ襲撃の黒幕であることも明かす。
 ニジンスキーの次の標的が、兄に代わって捜査の指揮をとる父であることを知ったボビーは、反対する父には内緒で警察の囮となり、アメリカ人が足を踏み入れたことのないロシアン・マフィアの麻薬工場に潜入する。しかし、落ち着きのないボビーに不審を抱いたニジンスキーに、携帯していた盗聴器を発見されてしまう。間一髪で踏み込んだ警官隊によりニジンスキーは逮捕されるが、ボビーは重傷を負った上に、マフィアに素性を知られてしまう。
 4カ月後。アマダと共に保護プログラム下での生活を余儀なくされていたボビーは、父の配慮で特別に外出を許され、ジョゼフの退院祝いに駆けつけた。しかし、ジョゼフはまだボビーに対してわだかまりを持ち、ふたりの間はぎくしゃくする。
 そんな折、裁判を控えたニジンスキーが脱獄した。重要な証人であるボビーの命が危ない! バートは息子をなんとしても守るために自ら車を運転して、ボビーとアマダの乗った車を先導し、避難させようとする。だが、ボビーの目の前で、マフィアの放った銃弾がバートの体を貫く。
 父の死を目撃し、ショックのあまり泣き崩れるボビー。そんな弟を抱きしめるジョゼフ。別々の道を歩んでいた兄弟は、ついに和解した。
 ボビーは父の遺志を継ぐため、警官になることを決意する。それは、愛するアマダとの訣別を意味していた。果たして、ボビーとジョゼフは、力を合わせてロシアン・マフィアを倒すことができるのか……。

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