barton fink
原題:BARTON FINK
日本公開:1992年3月14日
製作国:アメリカ
言語:英語
画面:ビスタビジョン
音響:ドルビー
上映時間:116分
配給:KUZUIエンタープライズ
スタッフ
監督:ジョエル・コーエン
脚本:ジョエル・コーエン
   イーサン・コーエン
製作:イーサン・コーエン
製作総指揮:ベン・バレンホルツ
      テッド&ジム・ペダス
      ビル・ダーキン
共同製作:グラハム・プレース
撮影:ロジャー・ディーキンス
美術:デニス・ガスナー
衣裳デザイン:リチャード・ホーナング
録音:スキップ・リーヴセイ
編集:ロデリック・ジェインズ
音楽:カーター・バーウェル
キャスト
バートン・フィンク:ジョン・タトゥーロ
チャーリー・メドウズ:ジョン・グッドマン
オードリー・テイラー:ジュディ・デイヴィス
ジャック・リプニック:マイケル・ラーナー
W・P・メイヒュー:ジョン・マホーニー
ベン・ガイスラー:トニー・シャルーブ
ルー・ブリーズ:ジョン・ポリト
チェット:スティーヴ・ブシェミ
ガーランド・スタンフォード:デヴィッド・ワリロウ
マストロナディ刑事:リチャード・ポートナウ
ドイチ刑事:クリストファー・マーニー
ピート:ハリー・ブギン
美女:イザベル・タウンゼンド
受賞歴
<受賞>
1991年第44回カンヌ国際映画祭:パルム・ドール/監督賞/男優賞

<ノミネート>
1991年第64回アカデミー賞:助演男優賞/美術賞/衣装デザイン賞
ストーリー
 1941年のニューヨーク。社会派劇作家バートン・フィンクは、”庶民を祝福した”芝居の成功で、一躍有名人になった。庶民の演劇を目指し、平凡な人が一番素晴らしいと考えていたバートンだが、一夜明ければ新聞の批評欄で絶賛され、ナイトクラブの人気者になっている。そうなると、当然ハリウッドの目のつけるところとなり、脚本執筆の依頼がやってきた。
 一般大衆に迎合することへの良心の呵責、普通の人でなくなってしまうことへの不安もあったが、とにかくロスへやってきたバートン。だだっ広くてみすぼらしいホテル・アールにチェックインする。妙に親切なフロント係チェット、眠っているかと思ったら律儀に、無表情に階数を告げるエレベーター係の老人。ギシギシ音を立てるベッド。古ぼけて薄汚れた壁にかかっている水着姿の女性の絵。なんだか前途を暗示させるような1日目だ。
 仕事始めの日、バートンはキャピトル映画の社長リプニックに紹介された。気分次第で重役も鞄持ちに左遷する無骨な成り上がり者。ショーマンシップと押しの強さだけが自慢の彼だが、クリエーターには弱いのかバートンをいたく気にいった様子。ウォーレス・ビアリー主演のB級レスリング映画の脚本を書くことになった。リプニックに言われて嫌々彼の脚本を担当することになったプロデューサーのベン・ガイスラーは、”映画のことなんか誰も気にしてないから君の脚本もうまくいくよ”と、力強く励ましてくれる。
 早速バートンはタイプライターに向かい始めた。暗くて暑い部屋。スタンドをつけ、ガタガタ動く扇風機をつけっぱなしにする。と、隣から聞こえてくる笑い声。気になると耳につき、不気味に響き、もう執筆どころではない。親切なチェットに電話すると、ただちに隣からベルの音がした。突然止む笑い。「誰が?」と聞き返す苛立った声。廊下の大きな靴を思い出しているバートンの想像通り、ドアをノックしたのは太った大男だった。しかし、彼チャーリーはおしゃべり好きで気のいい保険セールスマン。すぐにうちとけてバートンの部屋に入り込み、酒をすすめて話し込んでいく。タイプに挟まれた白い紙はいっこうに埋まる様子がない。レスリングなど見たこともやったこともないバートンに、しかも受けを狙って美女と孤児を配した脚本など書けるわけがない。そんな時彼は、スタジオのトイレで過去の大作家メイヒューと出会った。今は脚本家として雇われているメイヒューは、アルコール中毒で時折暴れ、秘書兼愛人オードリーなくしては何ごともできない有様だった。
 バートンのスランプはますますひどくなるばかり。ガイスラーが見せてくれたレスリング映画のラッシュのばかばかしさも苛立ちを募らせる。そんな時、唯一心なごませてくれるのはチャーリーとの会話。バートンは作家としての理想論を語り、チャーリーは自分の体験を話し、レスリングの実地まで教えてくれる。
 いよいよ締め切りが迫ってきた。明朝には脚本のアイデアを社長の前で話さなければならない。追い詰められたバートンは密かに思いを募らせていたオードリーに、ホテルへ来てくれるように救いを求める。しかし、翌朝ベッドで目覚めたバートンの隣には、血だらけのオードリーが横たわっていた……。

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