starship troopers
原題:STARSHIP TROOPERS
日本公開:1998年5月2日
製作国:アメリカ
言語:英語
画面:ビスタ・サイズ
音響:ドルビーデジタル
上映時間:129分
提供:タッチストーン・ピクチャーズ
   トライスター・ピクチャーズ
配給:ブエナビスタインターナショナル

【スタッフ】
監督:ポール・バーホーベン
脚本:エド・ニューマイヤー
製作:アラン・マーシャル
   ジョン・デイビソン
原作:ロバート・A・ハインライン「宇宙の戦士」(ハヤカワ文庫SF刊)
撮影:ヨスト・ヴァカーノ
美術:アラン・キャメロン
編集:マーク・ゴールドブラット
   キャロライン・ロス
クリーチャー視覚効果:フィル・ティペット
特殊メイクアップ効果:ケビン・イエーガー
スペースシップ視覚効果:スコット・E・アンダーソン
視覚効果:アマルガメイテッド・ダイナミクス
特殊効果:ジョン・リチャードソン
衣裳デザイン:エレン・ミロジニック
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
VFXスーパーバイザー:クレイグ・ヘイズ

【キャスト】
ジョニー・リコ:キャスパー・ヴァン・ディーン
ディジー・フロレス:ディナ・メイヤー
カルメン・イバネス:デニス・リチャーズ
エース・リビー:ジェイク・ビジー
ジーン・ラズチャック:マイケル・アイアンサイド
カール・ジェンキンス:ニール・パトリック・ハリス
ザンダー・バルカロウ:パトリック・マルドゥーン
ズィム軍曹:クランシー・ブラウン
オーウェン将軍:マーシャル・ベル
シュガー・ワトキンス:セス・ジリアン
デラディエ艦長:ブレンダ・ストロング

【ストーリー】
1.ブエノスアイレス壊滅!地球は星間戦争に突入した
 はるかな未来、地球は唯一つの地球連邦政府のもとに統合されていた。だが、この社会で市民権を得るためには軍に志願して兵役につくことが必要だった。さもなければ、一般民として政治に参与しないまま一生を送るしかない。ブエノスアイレスでハイスクール卒業を目前にしていたジョニー・リコは、宇宙海軍のパイロットを目指す同級生のカルメン・イバネスに引かれるまま、両親のハーバード大学進学の期待を裏切り、友人のカール・ジェンキンスと共に軍に志願することにした。だが、見事パイロットの訓練生となったカルメンに比べ、ジョニーが配属されたのはもっとも過酷な任務にさらされる機動歩兵部隊だった。教官のズィム軍曹の下、日々過酷な訓練が続く。ハイスクールでジョニーに思いを寄せていたディジーもジョニーを追って訓練キャンプに参加してきた。ジョニーは次第に肉体的にも精神的にも鍛えられ、たくましく成長、優れた兵士として頭角を現し、分隊長に任命された。だが、実弾を使った模擬戦闘訓練中、ジョニーは判断ミスから仲間の一人を死にいたらしめてしまった。深い挫折感にとらわれたジョニーは除隊を決意するが、「負け犬の道」と呼ばれる除隊者のための出口にジョニーが足を向けたその時、テレビがかねて人類と緊張関係にあった異星生物アラクニド=バグズがついに攻撃に出たことを告げた。宇宙空間からバグズが放った隕石爆弾がブエノスアイレスを壊滅させたのだ。犠牲者の中にはジョニーの両親の名もあった。地球連邦はバグズに宣戦を布告、ジョニーも兵士として戦いへと赴く決意を固めた。

2.強襲作戦失敗!クレンダスの悲劇
 地球連邦はバグズの母星クレンダスを一気に叩く作戦に出た。クレンダス軌道上を覆い尽くす連邦軍機動艦隊。カルメンもテレシコワ月面基地での訓練を終え、その技量が高く評価されて士官として戦艦ロジャー・ヤングでダラディエ艦長のもと、ハイスクール時代のジョニーのライバル、ザンダーと共に任務に就いていた。だが、この大艦隊も地上からのプラズマ砲撃に次々と撃破されていく。プラズマ砲の威力を過少評価した情報戦でのミスだった。ロジャー・ヤングも次々と撃沈されていく僚艦との衝突を避けようとして被弾、甚大な被害を受けた。一方、ドロップ・シップで地上に降下したジョニーたち機動歩兵部隊は、核バズーカ誘導弾でプラズマ・バグ2体を倒したものの、大群のウォリアー・バグの襲撃に撤退を余儀なくされ、おびただしい犠牲者を出し、ジョニー自身も重傷を負ってしまった。この作戦で地球連邦軍はわずか1時間で10万人の犠牲者を数える羽目になった。

3.戦略変更!敵母星の外堀を埋めろ!
 クレンダス強襲作戦の失敗により、艦隊総司令官ディーンズは引責辞任、新たにタハク・マルーが着任した。それに伴い対バグズ戦略も変更、バグズそのものの研究の深化と、クレンダス星系の外堀から埋めていく迂回作戦が採られることとなった。その第一歩として標的に選ばれたのが、惑星タンゴ・ユリラである。TAC戦闘機隊による核ナパーム弾の絨毯爆撃の後、機動歩兵部隊が降下、残存兵力を掃討する作戦だった。クレンダスの惨劇で小隊長を失ったジョニーたちは新たにハイスクール時代の教師ラズチャックが指揮を執る小隊に着任、歴戦の「ラズチャック愚連隊」の一員となった。掃討作戦そのものはさしたる損害もなく進行し、発見した地下の迷路のような巣窟も核バズーカ誘導弾をたたき込んで壊滅させていった。その時、突然地中からタンカー・バグが出現。ジョニーは巨大なタンカー・バグの背中に飛び乗ると、盛田式アサルト・ライフルでその装甲を破壊、手榴弾を投げ入れてこれを倒した。この功績によってジョニーは軍曹に昇進した。

4.惑星P・ウィスキー砦の惨劇!地平線を埋めつくすバグ軍団!
 続いてジョニーたちはオーウェン将軍救出のため、惑星Pに向かった。将軍のいるウィスキー砦への行軍中ホッパー・バグの襲撃により通信兵を失ったがなんとか砦にたどりついた。だが、砦にはおびただしい死体が転がっていた。その中には頭蓋に孔を開けられたものもある。その時、地平を埋めつくすバグの大軍勢が砦を包囲した。さらにホッパー・バグ、タンカー・バグも戦闘に加わってくる。罠だったのだ。歩兵部隊は果敢に抵抗したが、衆寡敵せず、救出を要請することとなった。カルメンとザンダーが駆る救援機に乗れたのはわずか7名。隊長ラズチャックを始め再び多くの犠牲者を出すことになった。だが、この作戦のおかげで、バグ軍団を統率するブレイン・バグの存在が明らかになったのだ。

5.ブレイン・バグを捉えろ!起死回生の最終作戦!
 ブレイン・バグの捕獲を目的として再び地球連邦機動艦隊が惑星Pの軌道上に集結した。いまやラズチャックの後を次ぎ小隊長となったジョニーも再度「愚連隊」を率いて地上に降下した。無数に口をあける洞窟のその奥のどこかにブレイン・バグがいるはずなのだ。その頃、軌道上ではプラズマ砲の攻撃に機動艦隊がクレンダスの再現を演じていた。カルメンの乗るロジャー・ヤングも直撃弾を受けてついに真っ二つに避けて沈んでいく。カルメンはザンダーと共にライフポッドで脱出した。地上に激突するライフポッドが行き着いたのは、地底深い洞窟の奥。警戒するカルメンとザンダーの前に数匹のバグズを従えて現れたそれまで見たこともない異様なバグ。それこそがブレイン・バグだった。ブレインはザンダーの頭蓋に触手を突きたてると、脳髄をすすり採った。そして触手はカルメンにも伸びてきた……。その時、ジョニーたちが現れた。救難信号を受け取ってカルメンたちを探していたのだ。追っ手をライフルと核バズーカでふりきり、ジョニーたちは脱出した。逃げるブレイン・バグを捕らえたのはズィム軍曹。そしてテレパスとしての才能を開花させたカールが情報を引き出す。いまや勝敗の帰趨は明らかだった。さあ、君も連邦軍に参加しよう!

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