The Secret Life of Walter Mitty
原題:The Secret Life of Walter Mitty
米国公開:2013年12月25日
日本公開:2014年03月19日
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語
画面:シネマスコープ
音響:ドルビーデジタル
上映時間:115分
映倫:G
製作:サミュエル・ゴールドウィン・フィルムズ
   レッド・アワー・プロダクションズ
製作協力:ニュー・ライン・シネマ
配給:20世紀フォックス

【スタッフ】
監督ベン・スティラー
脚本:スティーヴ・コンラッド
原案:スティーヴ・コンラッド
原作:ジェームズ・サーバー
製作:サミュエル・ゴールドウィン・Jr
   ジョン・ゴールドウィン
   スチュアート・コーンフェルド
   ベン・スティラー
共同製作:ジェフ・マン
     カート・ウィリアムズ
製作総指揮:ゴア・ヴァービンスキー
      マイヤー・ゴットリーブ
      G・マック・ブラウン
撮影:スチュアート・ドライバーグ
美術:ジェフ・マン
衣装:サラ・エドワーズ
編集:グレッグ・ヘイデン
音楽セオドア・シャピロ
音楽監修:ジョージ・ドレイコリアス

【キャスト】
ウォルター・ミティ:ベン・スティラー
シェリル・メルホフ:クリステン・ウィグ
ショーン・オコンネル:ショーン・ペン
エドナ・ミティ:シャーリー・マクレーン
テッド・ヘンドリックス:アダム・スコット
オデッサ・ミティ:キャスリン・ハーン
トッド・マハール:パットン・オズワルト
ヘルナンド:エイドリアン・マルティネス
ヘリコプターのパイロット:オラフル・ダッリ・オラフソン
リッチ・メルホフ:マーカス・アントゥーリ

【ストーリー】
ウォルター・ミティ(ベン・スティラー)は、ニューヨークの伝統ある雑誌”LIFE”のオフィスで地味な写真管理の仕事をしている。彼は、不器用な性格ゆえに人付き合いが下手で、密かに想いを寄せている経理部の同僚シェリル(クリステン・ウィグ)には、SNSの写真を見つめるだけで話しかけることもままならない。若い頃には世界中を旅して回るという夢を抱いたこともあるが、父親を亡くして以来、母親エドナ(シャーリー・マクレーン)を思いやることを優先し、ひたすら内向きな人生を歩んできた。しかし、ウォルターの頭の中には、常に強烈な空想が渦巻いていた。空想の世界の中では勇ましいヒーローに変身して大活躍できるし、世界中のありとあらゆる場所で胸躍るアドベンチャーを繰り広げることもできる。それがウォルターにとって退屈な日常をやり過ごすための唯一の手段だった。

そんなウォルターがふと我に返ると、やはり現実は厳しかった。時代が求めるデジタル化の波に抗えない”LIFE”誌は経営が行き詰まり、廃刊が決定。ウェブ上で閲覧するドット・コム誌に移行することになった。新たなボス、テッド(アダム・スコット)は無遠慮にリストラを推し進め、その対象としてウォルターに目をつけている。しかも最悪なことに、冒険家でもある著名カメラマン、オコンネル(ショーン・ペン)から送られてきた”LIFE”最終号の表紙を飾る大切な写真のネガがどこにも見当たらない。クビを恐れたウォルターは、連絡が取れないオコンネルを自力で捜し出し、直接ネガのありかを聞こうと決意する。

かくしてオフィスを飛び出したウォルターは、はるばるグリーンランドを訪れるが、あと一歩のところでオコンネルに追いつけない。空想の中で愛するシェリルの力を借り、ありったけの勇気を奮い起こしてヘリコプターに乗ったものの、凍てつく北極圏の海に飛び込み、人食いザメの餌食になりかけてしまう。さらにウォルターはアイスランドに上陸し、火山の噴火に肝を冷やしながらも、自転車やスケートボードに乗って広大な自然の真っただ中を突き進んでいく。

なおもオコンネルの足跡をたどって、アフガニスタンからヒマラヤ山脈へと国境を越えた大冒険を続けるウォルター。しかし、このとき彼はまだ気づいていなかった。あらゆる突飛なファンタジーをはるかに超越したこの壮大なる現実の旅が、ウォルターに生涯忘れえぬすばらしい体験をもたらし、彼の人生を輝かしく一変させようとしていることに…。