SHOWGIRLS
原題:SHOWGIRLS
米国公開:1995年09月22日
日本公開:1995年12月16日
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語
画面:シネマスコープサイズ
音響:ドルビーデジタル
上映時間:127分
映倫:NC-17
製作:カロルコ・ピクチャーズ
配給:東宝東和

【スタッフ】
監督ポール・バーホーベン
脚本:ジョー・エスターハス
製作:アラン・マーシャル
   チャールズ・エヴァンス
製作総指揮:マリオ・カサール
製作補:ベン・マイロン
撮影:ヨスト・ヴァカーノ
美術:アラン・キャメロン
編集:マーク・ゴールドブラット
   マーク・ヘルフリッチ
衣裳:エレン・ミロジニック
振付:マルガリータ・ポマーン=デリックス
音楽:デヴィッド・A・スチュワート

【キャスト】
ノエミ・マローン:エリザベス・バークレー
ザック・キャリー:カイル・マクラクラン
クリスタル・コナーズ:ジーナ・ガーション
ジェームズ・スミス:グレン・プラマー
アル・トーレス:ロバート・デヴィ
トニー・モス:アラン・レイキンズ
モリー・エイブラムス:ジーナ・ラヴェラ
ヘンリエッタ・バズーム:リン・トゥッチ
フィル・ニューカーク:グレッグ・トラヴィス
ジェフ:デューイ・ウェーバー

【受賞歴】
第16回ゴールデンラズベリー賞:最低作品賞受賞

【ストーリー】
 夢を見、夢を追う者が集まるラスベガス―――ノエミはこの巨大ショービジネスの世界で、”スターダンサーになる”という賭けをするためにやって来た。スターとして脚光を浴びること、それは最高級ホテル「スターダスト」の一流のショー、”GODDESS -女神-”でトップに昇りつめること――夢のために、どこまで行けるか…。
 ヒッチハイクでベガスに着いたとたんスーツケースを盗まれたノエミを助けてくれたのは”女神”の衣裳係モリーだった。ロック歌手アンドリューの熱狂的なファンの彼女は普通の女の子で、ノエミがこの世界で唯一心を許せる親友になる。モリーに誘われ”女神”のショーを見たノエミは迫力のステージに圧倒される。そのまばゆい光の中心でトップスターの座を占めるのは、官能的だが、氷のように鋭く踊る女王クリスタル。ノエミは、すべての光を一身に集めているクリスタルの舞台を食い入るように見つめる。ステージの後、ノエミはクリスタルを紹介してもらうが、彼女が3流のクラブ”チーター”のダンサーであることを知ったクリスタルは「あの店の踊りはダンスとは言わないわ」と冷たく言い放つ。しかしある晩、その”チーター”にクリスタルと”女神”のディレクターでクリスタルの恋人でもあるザックが現れた。クリスタルの視線がノエミに激しくからみつく。ノエミの踊りはクリスタルとは正反対で、エネルギッシュでセクシーで原始的、だがこの場末の店にいても彼女には汚れを寄せつけない輝きがあった。クリスタルもザックもノエミとその踊りに魅せられた。クリスタルはノエミにザックを挑発するプライベート部屋でのラップ・ダンスを踊るようにと500ドルを渡す。だが、屈辱的なラップ・ダンスは、男女3人のパワーゲームに変わった。ザックを通してクリスタルを大胆に挑発するノエミ、圧倒されるザック、ノエミに魅了されるクリスタル…。
 翌日、クラブ”チーター”にノエミをスカウトしに”女神”の関係者が来た。ノエミに”女神”のオーディションを受けろと言うのだ。クリスタルが裏で手を回したことだとは知らずにはしゃぐノエミ。そして彼女はオーディションに受かり”女神”のダンサーとなった。クリスタルはノエミに祝杯をあげるが、「売春婦のようで、チーターで踊るのはイヤだった」と言うノエミに、「あら、あなたは売春婦よ」と言う。「違う!私はダンサーよ」と言い返すノエミに「いいえ、私たちは売春婦。人々の求めるものをお金で売り渡すの。あなたと私はそっくりよ…」とクリスタル。そしてさらにクリスタルはノエミの耳元で最高のアドバイスをあげるとささやく――「前に立ちはだかる者がいたら――踏みつけなさい」と。
 ノエミがショーに出るようになった数日後、クリスタルの控えの代役が、仲間の謀略でステージ上で怪我をした。その日の夜、ザックと寝たノエミは代役を決めるオーディションがあることをベッドで聞いた。選考会でザックはノエミを選ぶが、クリスタルは彼女の実力を認めながらも、ノエミを代役にすることを許さなかった。クリスタルは敵なのか味方なのか、彼女は執拗にノエミを挑発し、追い詰める。何故? ノエミはすっかり動転しザックに怒りをぶつけるが、ザックは言い放つ「彼女はスターだ、だが君は違う」と。ステージの上でもノエミは激しくクリスタルに攻撃される。そしてステージ終了直後、ダンサーたちが楽屋口の狭い階段を駆け下りるその時、ノエミは前を行くクリスタルの背中を押した。
 ”女神”の新スター・ノエミが誕生した。ステージの上の彼女はこの欲望の世界に汚れをすべて浄化してしまったかのように輝き、すべてを手に入れた。客席から歓声が上がり、フラッシュが光り、大勢のレポーターたちに囲まれるノエミ。彼女のために開かれた華やかなパーティーの中心で、ノエミは今絶頂にあった。だがそのパーティーで、モリーが、ノエミに紹介された憧れの歌手アンドリューにレイプされ病院に送られた。「警察を!」と叫ぶノエミに、ザックは「金でかたをつけろ」と言う。アンドリューはホテルと契約している人気歌手なのだ。それでも引き下がらないノエミに、ザックは彼女が隠し通してきた過去を暴く。父親は母親を殺して自殺し、虐待され義父母宅から逃走したこと。麻薬、売春で逮捕歴があること…。「俺がビッグスターにしてやる」と言うザックにノエミは唾を吐きかける。
 鏡の前でパーフェクトにメイクしたノエミ。それは戦闘態勢に入る準備。一言「ショータイム」とつぶやくと、アンドリューの部屋へと向かった。ノエミを当然のように迎え入れるアンドリューを、彼女は誘う。そして、ノエミの体にアンドリューの手がかかった瞬間、ノエミはナイフを突きつけ、蹴り上げた。踊るよりも激しく。何度も、何度も―――。そしてノエミは、ラスベガスを後にし、新しい街を目指して旅立った。