Broken Flowers
原題:BROKEN FLOWERS
米国公開:2005年08月05日
日本公開:2006年04月29日
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語
画面:アメリカン・ヴィスタ
音響:ドルビーデジタル
上映時間:106分
映倫:PG12
配給:キネティック/東京テアトル

【スタッフ】
監督ジム・ジャームッシュ
脚本ジム・ジャームッシュ
製作:ジョン・キリク
   ステイシー・スミス
共同プロデューサー:アン・ルアーク
撮影フレデリック・エルムズ
美術:マーク・フリードバーグ
衣装:ジョン・A・ダン
キャスティング:エレン・ルイス
編集:ジェイ・ラビノウィッツ
音楽:ムラトゥ・アスタトゥケ

【キャスト】
ドン・ジョンストン:ビル・マーレイ
シェリー:ジュリー・デルピー
モナ:ヒーサー・アリシア=シムズ
リタ:ブリア・フライツァー
ウィンストンとモナの子供:ジャリー&コーカ・フォール
             サウス&ザキラ・ホーランド
             ニレス・リー=ウィルソン
ウィンストン:ジェフリー・ライト
フライト・アテンダント:メレディス・パターソン
バスの中の少女①:ジェニファー・ラップ
バスの中の少女②:ニコール・アビシノ
バスの中の青年:ライアン・ドノフー
ロリータ:アレクシス・ジーナ
ローラ(昔の彼女①):シャロン・ストーン
ドーラ(昔の彼女②):フランセス・コンロイ
ロン:クリストファー・マクドナルド
ウサギの飼い主:ダレッド・ライト
カルメンのアシスタント:クロエ・セヴィニー
ドーストン婦人:スザンヌ・ヘヴナー
カルメン(昔の彼女③):ジェシカ・ラング
ヴァンの男①:ブレイン・マクペック
ヴァンの男②:マシュー・マクオーレイ
ダン:クリス・バウアー
ウィル:ラリー・フェッセンデン
ペニー(昔の彼女④):ティルダ・スウィントン
サン・グリーン:ペル・ジェイムス
青年:マーク・ウェバー
車内の青年:ホーマー・マーレイ

【ストーリー】
独身をつらぬくドン・ジョンストンは、一緒に暮らしていた恋人シェリーにフラレたばかり。かつて多くの女たちと恋をし、しかも一つも実ることのなかったドンにとって、勝手気ままな独身生活は長年の習性になっていた。シェリーはそんなドンに愛想をつかし、家を出てしまう。その時、一通のピンク色の封筒がドンのもとに配達される。封筒の中には、ピンク色の便箋。タイプライターの赤い印字はこう告げていた。

  • 人生ってフシギないたずらをするものね。
  • あなたと別れて20年が経ちました。
  • 息子はもうすぐ19歳になります。
  • あなたの子です。
  • 別れたあと、妊娠に気づいたの。
  • 現実を受け入れ、ひとりで育てました。
  • 内気で秘密主義の子だけど、想像力は豊かです。
  • 彼は二日前、急に旅に出ました。
  • きっと父親を探すつもりでしょう…。

差出人の名も、住所もない。隣に住む親友ウィンストンに手紙を見せると、「父親とはめでたい!」とからかわれる。しかし、早くも詮索好きなウィンストンの探偵心がうずいていた。消印は判読不能、キツツキのデザインの切手、ピンクの封筒に、ピンクの便箋、タイプライターの文字……ルーペで証拠物件を念入りに調査しながら、ウィンストンは手紙の謎を解くことに熱中する。気乗りのしないドンを説得して20年前に関係のあった女たちのリストを作らせたウィンストンは、ドンが頼みもしないのに、たった二日で彼が旅立つためのすべてをお膳立てしてしまう。リストにあった5人の女たちの一人、ミシェル・ペペが、5年前に交通事故で亡くなったことさえ調べ上げていた。
こうしてドンは気乗りしないまま、ウィンストンに背中を押され、ピンクの手紙の手がかりを探すアメリカ大陸横断の旅に出る。予期せぬ形で訪問することになった4人の女たち、ローラ、ドーラ、カルメン、そしてペニー。ドンは彼女たちと再会し、束の間の時を過ごすことによって、自分の過去の事実に直面し、現在の自分と向き合うことになる。
はたして手紙の手がかりは見つかるのだろうか?
ドンの息子は本当に実在するのだろうか?