米国公開:2003年12月10日
日本公開:2004年05月15日
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語
画面:ビスタサイズ
音響:ドルビーデジタル
上映時間:125分
映倫:G
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
【スタッフ】
監督:ティム・バートン脚本:ジョン・オーガスト
原作:ダニエル・ウォレス『ビッグフィッシュ 父と息子のものがたり』(河出書房新社刊)
製作:ブルース・コーエン
ダン・ジンクス
リチャード・D・ザナック
製作総指揮:アーン・シュミット
撮影:フィリップ・ルースロ
美術:デニス・ガスナー
編集:クリス・レベンゾン
衣装:コリーン・アトウッド
音楽:ダニー・エルフマン
【キャスト】
若き日のエドワード・ブルーム:ユアン・マクレガーエドワード・ブルーム:アルバート・フィニー
ウィル・ブルーム:ビリー・クラダップ
サンドラ・ブルーム:ジェシカ・ラング
ジェニファー・ヒル/魔女:ヘレナ・ボナム=カーター
ノザー・ウィンズロー:スティーヴ・ブシェミ
エーモス・キャロウェイ:ダニー・デヴィート
若き日のサンドラ・ブルーム:アリソン・ローマン
ベネット医師:ロバート・ギローム
ジョセフィーン・ブルーム:マリオン・コティヤール
巨人カール:マシュー・マッグローリー
ピン:エイダ・タイ
ジン:アーリーン・タイ
ミルドレッド:ミッシー・パイル
エージェント:ディープ・ロイ
【ストーリー】
エドワード・ブルーム(アルバート・フィニー)は、彼が語るおとぎ話で有名になった人物。未来を予見する魔女のこと、一緒に旅をした巨人のこと、人をおそう森とその先にある美しい町のこと。彼が語る「人生のストーリー」に、誰もが楽しく、幸せな気分になった。たった一人、息子のウィル(ビリー・クラダップ)を除いて。ジャーナリストとして活躍するウィルは、出産間近の妻、ジョセフィーン(マリオン・コティヤール)と共にパリで暮らしている。ウィルの結婚式の夜、父と息子は激しく口論した。祝宴で、”息子が産まれた日に釣った巨大魚”の物語を話すエドワード。注目を集める父に、今夜の主役はエドワードではないと訴えるウィル。それ以来3年もの間、母親のサンドラ(ジェシカ・ラング)を通じての、間接的な交流しか持たなくなっていた。そんなある日、サンドラから電話で、患っていた父の容態が悪化したことを知らされる。残された時間は、あとわずか――。ウィルは、妻と一緒に故郷へと向かう。
久しぶりの実家。父は一日のほとんどをベッドで過ごしていた。そして、体調のいい時には、相変わらずかつての冒険や思い出話を語っている。エドワードの看病をするジョセフィーンは、サンドラとの恋愛話を聞かされた。運命を確信した一目惚れ。お花畑でのプロポーズ。戦死したと思いこんだサンドラの哀しみ。とびきりロマンティックな話に胸を打たれた彼女は、なぜその話を教えてくれなかったのか、ウィルに尋ねる。事実ではない作り話だからというウィルに、父への葛藤を見いだしたジョセフィーン。彼女はエドワードと話し合うことを勧める。
「悪人でも、善人でもいいから、本当の父さんを見せて」と、想いを打ち明けるウィル。エドワードの返事は「私はいつも、ありのままの自分でいた。それが見えないのは、お前が悪い」——。父と子という存在でありながらも、心がすれ違ってしまう二人。話し合いは結局、平行線をたどったままで終わってしまう。
書斎が欲しいというエドワードのために、不要品を片づけている最中、サンドラがエドワードの戦死を告げる電報を見つける。話のすべてが創作だと思っていたウィルは、驚きを隠せない。「本当にあったことなの?」と問いかける彼に、サンドラは「彼の語る話は、まったくの作りごとではないのよ」と答える。
おとぎ話の中に隠されていた、真実のかけら。一人で片づけを続けるウィルは、エドワード名義である土地の”信託証書”を発見する。本当の父を知りたい一心で、ウィルは記載されている住所へと向かう。しかし、その間にエドワードの容態は急変してしまう。