
米国公開:2009年03月13日
日本公開:2009年07月11日
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語
画面:スコープサイズ
音響:ドルビーデジタル
上映時間:92分
映倫:PG-12
製作:ビッグ・ビーチ・フィルムズ
配給:ファントム・フィルム
【スタッフ】
監督:クリスティン・ジェフズ脚本:ミーガン・ホリー
製作:グレン・ウィリアムソン
マーク・タートルトーブ
ピーター・サラフ
ジェブ・ブロディ
撮影:ジョン・トゥーン
美術:ジョー・ギャリティ
編集:ヘザー・パーソンズ
衣装:アリックス・フリードバーグ
キャスティング:アイヴィ・カウフマン
音楽:マイケル・ペン
【キャスト】
ローズ・ローコウスキ:エイミー・アダムスノラ・ローコウスキ:エミリー・ブラント
ジョー・ローコウスキ:アラン・アーキン
オスカー・ローコウスキ:ジェイソン・スペヴァック
マック:スティーヴ・ザーン
リン:メアリー・リン・ライスカブ
ウィンストン:クリフトン・コリンズ・Jr
ランディ:エリック・クリスチャン・オルセン
カール:ケヴィン・チャップマン
ポーラ・ダッツマン・ミード:ジュディス・ジョーンズ
ミセス・デイヴィス:ルイス・ギアリー
マウジー:マディー・コーマン
モリーのメイド:クリスティン・ビゲイ
カウンセラー:マイケル・L・ミラー
ベビー:レベッカ・ウィギンズ
シャーム:ポール・ドゥーリイ
ヘザー:エイミー・レッドフォード
【ストーリー】
花形チアリーダーとしてハイスクールのアイドルだったローズ(エイミー・アダムス)も、いまや30代半ばのシングルマザー。ハウスクリーニングの仕事をしながら、不動産業の資格獲得を夢見る一方、かつての恋人マック(スティーヴ・ザーン)との不倫関係を清算できず、いまだに次の一歩を踏み出せずにいる。一方、ローズの妹ノラ(エミリー・ブラント)も、何をやっても上手くいかない。どんな仕事に就いても長続きせず、いまだに父親ジョー(アラン・アーキン)と実家で同居生活。
父親は父親で、一攫千金を夢見て新種のポップコーン”ファンシー・コーン”の訪問販売に夢中になっている。
そんなある日、ローズが仕事に入った家で、学生時代の女友達ポーラに再会する。当時地味だった彼女が今では幸せな家庭を持ち、自分との差にローズは愕然とする。
さらに8歳になるローズの息子オスカー(ジェイソン・スペヴァック)も、ノラに聞いた作り話を真に受け、何でもナメる変なクセがエスカレートし、ついには小学校を退学するハメになってしまう。
落ち込む暇もなく、ローズは息子を私立の小学校に入れることになる。
そして転機は突如として訪れた―。
恋人のマックから「事件現場を掃除する仕事で大金が稼げる」と聞いたローズは、嫌がるノラを誘って、生計を立て直すために”事件現場の清掃業”をスタートさせる。犯罪や自殺など、ワケありな事情で散々になってしまった現場は、思わずゾッとするようなエグい状況も少なくない。始めはノウハウも分からず、同業者からも冷ややかな目で見られ、四苦八苦するローズとノラだったが、掃除道具屋の店員ウィルソン(クリフトン・コリンズ・Jr.)のサポートを得て、次第に仕事の要領をつかんでいく。必要な道具一式をそろえ、ワゴン車を買い、そこに「サンシャイン・クリーニング」という会社のロゴを鮮やかに刻み込むふたりを、父親と息子も応援してくれる。次から次へと舞い込む仕事をこなしながら、ローズとノラはようやく本来あるべき自分の姿を取り戻しはじめていた。
そしてローズは、だらだらと続いていたマックとの関係に終止符を打つ決意をする。ノラは、清掃現場で見つけた腐乱死体の遺留品を手がかりに、その女性の娘であるリン(メアリー・リン・ライスカブ)に近づいていく。亡くなった母親が残した思いを、ノラはどうにかしてリンに伝えたかったのだ。ローズとノラは、幼い頃に目撃した母の死にまつわるトラウマを拭い去ることができずに生きていた。母はなぜ死を選んだのか、その事実を拒絶するように…。
しかし、知らない誰かの死の痕跡に触れるうち、ふたりはやっと自分たちの過去を正面から受け入れられるようになっていった。
ローズとノラが働いている間、ジョーはオスカーを引き連れ、各地を営業してまわっていた。セールスに思わぬ才能を発揮するオスカーの助けを借りて、”エビの訪問販売”というあやしげな新規ビジネスに手を染め、一攫千金の夢をさらにふくらませていく。
一風変わった新しい事業に乗り出し、順調に仕事をこなしていくローズは、自分のはつらつとして自信に満ちた姿を見せたくて、誘われていたポーラの出産パーティに出席する。そのため、彼女はオスカーをウィルソンに預け、大きな仕事をノラひとりに任せることになってしまった。
「必ずあとで合流するから!」
しかし、それが取り返しのつかない惨事を招くことになるとは、ふたりはよもや考えもしていなかった――。