DISTRICT 9
原題:DISTRICT 9
米国公開:2009年08月14日
日本公開:2010年04月10日
製作国:アメリカ合衆国/ニュージーランド
言語:英語
画面:ビスタサイズ
音響:ドルビーSRD+DTS+SDDS
上映時間:111分
映倫:PG12
配給:ワーナー・ブラザース映画/ギャガ

【スタッフ】
監督:ニール・ブロムカンプ
脚本:ニール・ブロムカンプ
   テリー・タッチェル
製作ピーター・ジャクソン
   キャロリン・カニンガム
製作総指揮:ビル・ブロック
      ケン・カミンズ
撮影監督:トレント・オパロック
美術監督:フィリップ・アイヴィ
衣装:ダイアナ・シリアーズ
編集:ジュリアン・クラーク
音楽:クリントン・ショーター
音楽監修:ミシェル・ベルシェル

【キャスト】
ヴィカス・ファン・デ・メルヴェ:シャールト・コプリー
クーバス大佐:デヴィッド・ジェームズ
クリストファー・ジョンソン:ジェイソン・コープ
タニア・ファン・デ・メルヴェ:ヴァネッサ・ハイウッド
ニコラス・ファン・デ・メルヴェ:ジョン・ヴァン・スクール
サンドラ・ファン・デ・メルヴェ:マリアン・フーマン
ピエト・スミット:ルイス・ミナー
フンディスワ・ムランガ:マンドラ・ガドゥカ
オビサンジョ:ユージーン・クンバニワ
トーマス:ケネス・ンコースィ
ダーク・マイケルズ:ウィリアム・アレン・ヤング
ブラッドナム:ジェイソン・コープ
リヴィングストン:ナタリー・ポルト
モラヌー:ニック・ブレイク

【ストーリー】
南アフリカ上空に突如現れた、正体不明の宇宙船。
”彼ら”が難民として降り立った「第9地区」で、一体何が起きたのか。


1982年、正体不明の巨大宇宙船が突如、南アフリカ共和国に飛来した。
あるものはエイリアンによる侵略を恐れ、あるものは技術の革新的な発展がもたらされるものと期待したが、UFOはヨハネスブルグ上空に浮かんだまま、まるで動こうとしない。しびれを切らした南アフリカ共和国政府は、ついにヘリコプターで偵察隊を派遣。UFO内で彼らを待ち受けていたのは、不衛生で弱り果てたエイリアンの群れだった。彼らは故障した宇宙船に乗った難民に過ぎなかったのだ。
処遇が決まるまでの間、エイリアンはヨハネスブルグにある第9地区の仮設住宅に住まわされることになった。言葉が通じず、野蛮で、不潔なエイリアンたちが、一般市民と折り合いがつくはずもない。エイリアンは下級市民として蔑まれ、彼らが甲殻類に似た外見をしていることから「エビ」との蔑称で呼ばれるようになった。
それから何の進展もないまま月日が流れ、エイリアンの管理事業は民間企業マルチ・ナショナル・ユナイテッド社(MNU)に委託されることになった。軍事企業でもあるMNUの傭兵部隊によって力による平和が訪れるかに思われたが、MNUが彼らの世界に介入することは一切なく、第9地区はスラムと化していった。
市民とエイリアンとの対立が激化したことを受けて、MNUはエイリアンの強制移住を決定する。ヨハネスブルグ市内にある第9地区から、郊外にある第10地区に移動させようというのだ。第10地区は第9地区よりもさらに劣悪な環境だったが、もともとMNUはエイリアンの福利厚生に興味がなかった。立ち退き作業をはじめるにあたり、MNUはヴィカス・ファン・デ・メルヴェ(シャルト・コプリー)を現場責任者に指名する。事情を把握していないエイリアンたちから、承認のサインを無理矢理取りつけるのが彼の任務だ。平凡で献身的な社員のヴィカスは、まさに適任者だった。
しかし、あるアクシデントがヴィカスとMNU、エイリアンの運命を大きく変えることになる。第9地区内の小屋を調査している際に、ヴィカスが謎のウイルスに感染してしまったのだ。彼の感染の報告を受けたMNU上層部は、ヴィカス捕捉の指示を出す。何の説明もなく執拗に追跡してくるMNUの行動に、ヴィカスはすべてを捨てて逃げ出すしかなかった。総力を挙げて捜索を続けるMNU。もはや人間社会に隠れる場所がないヴィカスは、第9地区に逃げ込むことになる。そこで、あるエイリアンの住処に隠れていると、家主のクリストファー・ジョンソンと名乗るエイリアンに出くわす。ボロボロの小屋にしか見えない外観とは裏腹に、その地下でヴィカスは見たこともない科学技術を集結させた設備を目の当たりにする。そしてクリストファーは、謎のウイルスの存在を知っていた。
何故MNUはそこまで執拗にヴィカスを探すのか? 謎のウイルスの正体は何なのか? クリストファーの目的は? そして、ヴィカスは生き延びることができるのだろうか?

【受賞歴】
第35回ロサンゼルス映画批評家協会賞:新人映画人賞・美術賞
第22回シカゴ映画批評家協会賞:有望監督賞
第30回ボストン映画批評家協会賞:新人映画人賞
第10回フェニックス映画批評家協会賞:ブレイクアウト映画人賞
第05回オースティン映画批評家協会賞:弟1回作品賞
第04回オクラホマ映画批評家協会賞:弟1回作品賞
第41回カンザスシティ映画批評家協会賞:SF/ファンタジー/ホラー映画賞