MONSTERS VS. ALIENS
原題:MONSTERS VS. ALIENS
米国公開:2009年03月27日
日本公開:2009年07月11日
製作国:アメリカ合衆国
言語:英語
画面:シネマスコープ
音響:DTS, SRD, SDDS, SR
上映時間:95分
年齢制限:G
配給:パラマウント

【スタッフ】
監督:ロブ・レターマン
   コンラッド・ヴァーノン
脚本:メイヤ・フォービス
   ウォレス・ウロダースキー
   ロブ・レターマン
   ジョナサン・エイベル
   グレン・バーガー
原案:ロブ・レターマン
   コンラッド・ヴァーノン
製作:リサ・ステュワート
共同製作:ジル・ホッパー・デスマーチェリエ
     ラティファ・アワウ
プロダクション・デザイン:デヴィッド・ジェームス
美術:マイケル・アイザック
編集:ジョイス・アラスティア
   エリック・ダプケウィクツ
視覚効果:ケン・ビレンバーグ
音楽:ヘンリー・ジャックマン

【キャスト】(声の出演)
スーザン/ジャイノミカ:リース・ウィザースプーン
ボブ:セス・ローゲン
コックローチ博士:ヒュー・ローリー
ミッシング・リンク:ウィル・アーネット
W.R.モンガー将軍:キーファー・サザーランド
ギャラクサー:レイン・ウィルソン
ハザウェイ大統領:スティーヴン・コルベア
ケイティ:レネー・ゼルウィガー
幼少時代のスーザン:エル・ファニング
コンピューター:エイミー・ポーラー
ニュースレポーター:エド・ヘルムズ
デレク・ディートル:ポール・ラッド

【受賞歴】
第36回サターン賞:アニメ映画賞

【ストーリー】
[人生最高の日!?]
 カリフォルニア育ちのスーザンにとって、その日は人生で最高にハッピーな日。待ちに待ったデレクとの結婚式なのです。しあわせいっぱいのスーザンはワクワクしながらハネムーンのことを考えていました。ところがそのとき、なんと空から降ってきたナゾの隕石に直撃されてしまったのです。なにが起こったか分からないうちに結婚式が始まり、デレクが指輪をスーザンにはめようとしたとき、今度はスーザンが緑色に光り始め、みるみるうちに体が大きくなって教会の天井を突き抜けました。デレクも両親も呆然とする中、15メートルに巨大化したスーザンは、駆けつけた軍隊に捉えられどこかへ連れ去られてしまいました。

[奇妙な仲間たち]
 スーザンが目を覚ますと、そこはガランとした建物の中でした。そこでスーザンの前に現れたのはこの世のものとは思えないとても奇妙な生きものたち! 天才的な頭脳とゴキブリの生命力を持つコックローチ博士、ゼラチン状で脳ミソがなく、なんでも食べてしまうボブ、サカナとサルのハーフでマッチョのミッシング・リンク、そして100メートルもある巨大な幼虫のムシザウルス。彼らはこの秘密基地に長い間監禁されてきたモンスターたちだったのです。
 絶叫するスーザンの前に、今度は”小さな人間”が現れました。彼こそがモンスターたちをずっと匿ってきたモンガー将軍。スーザンは、2度とデレクや両親に会えないこと、そしてこれからは”ジャイノミカ”というモンスター名になったことをおしえられたのでした。

[”モンスターVSエイリアン”作戦]
 そのころ、アメリカ国民は大統領が宇宙からやって来た巨大なエイリアン・ロボットと接触しようとする様子をテレビで見ていました。しかし、大統領の友好的なファースト・コンタクトは失敗! アメリカ軍は攻撃をするものの、弾丸もミサイルもきかずに逃げるしかありません。
 ただただ困っている大統領の前に現れたのはモンガー将軍でした。
「今こそ出動させるのです! モンスターを!!」
 モンガー将軍がモンスターたちの映像を見せると、大統領は大喜び! こうして、”モンスターVSエイリアン”作戦が開始されることになりました。
 外に出られることになったモンスターたちも大喜び! おまけに地球を救うことが出来たら、自由になれるというのです。

[ゴールデンゲートブリッジの戦い]
 ところが、サンフランシスコに着いたスーザンたちは、あまりにも大きなエイリアン・ロボットに大パニック! しかもロボットは他のモンスターには目もくれず、なぜかスーザンだけに興味を示したのです。クルマをローラースケート代わりにはいて必死で逃げるスーザン。ようやくゴールデンゲートブリッジにたどり着いたとき、ロボットはすぐそばに迫っていました。ブリッジに残された人たちを助けるために、ボブはコンクリートのかたまりを食べてクルマが通れるようにし、ムシザウルスはロボットの目をめがけ、鼻から糸を吐き出します。でも、ひとり、そしてまたひとりと、モンスターは倒されていきました。スーザンはひとりで戦うしかありません。そこでブリッジのケーブルを使い、ものすごいパワーでロボットを引っ張ると、見事ロボットをやっつけることに成功したのです。

[スーザン、家に帰る]
 約束通り自由になったスーザンは、新しい仲間たちをパーティーに誘いました。パーティーなんてひさしぶりのモンスターたちはすっかり大はしゃぎ! ところが……。ボブはデザートに出されたゼリーを仲間と勘違い。友だちになろうと頑張るけれど、ゼリーにムシされてションボリ。さらにコックローチ博士がみんなを喜ばせようと作ったカクテルは大爆発! おまけにミッシング・リンクはゾンビのようにプールからあがって人間たちをビックリさせてしまいました。
 最悪だったのは、デレクがスーザンに会っても喜ばなかったこと。ぼくたちは終わったのだと、ふられてしまったのです。でも、スーザンの涙の跡をたどってモンスターたちがガソリンスタンドへ着くころには、スーザンは今の状態を少しずつ前向きに考え始めていました。
「どうしてわたしはふつうに戻りたいなんて思ったのかしら? 今までで一番かっこいいことは、わたしが大きくなってからおこったのに」

[ギャラクサー、あらわれる]
 スーザンが元気を取り戻したそのとき、地球侵略をもくろむ4つの目を持ったエイリアン、ギャラクサーが現れました。スーザンを捕まえにやって来たのです。彼女を助けようとしたムシザウルスは、攻撃を受けて地面に叩きつけられ、ピクリとも動かなくなりました。
 ギャラクサーの宇宙船に捕らえられたスーザンは、自分が大きくなった原因はクアントニウムで、それは宇宙で一番パワーのある物質だということを知りました。それにこのクアントニウムが無ければ、ギャラクサーも地球を支配することが出来ないのです。スーザンは戦わないで諦めるのはイヤでした。しかし彼のたくらみにはまり、ついにクアントニウムを体内から抜き取られて、元の大きさに戻ってしまったのです。
 スーザンが目覚めたとき、ギャラクサーは地球侵略のため、たくさんのクローンを地球に送ろうとしているところでした……。
 はたしてスーザンとはみ出したモンスターたちは地球を救うことが出来るのでしょうか?