THE WRESTLER
原題:THE WRESTLER
米国公開:2008年12月17日
日本公開:2009年06月13日
製作国:アメリカ・フランス
言語:英語
画面:シネマスコープ
音響:ドルビーデジタル
上映時間:109分
年齢制限:R-15
配給:日活

【スタッフ】
監督:ダーレン・アロノフスキー
プロデューサー:スコット・フランクリン
共同プロデューサー:マーク・ヘイマン
エグゼクティブプロデューサー:ヴァンサン・マラヴァル
               アニエス・メントル
               ジェニファー・ロス
脚本:ロバート・シーゲル
美術:ティム・グライムス
撮影:マリス・アルベルチ
スチールフォトグラファー:ニコ・タヴァーニース
キャスティングディレクター:メアリー・ヴァーニュー
              スザンヌ・スミス=クローリー
衣装:エイミー・ウェスコット
編集:アンディ・ワイスブラム
音楽:クリント・マンセル
音楽監修:ジム・ブラック
美術:テオ・セナ
音響:ケン・イシイ
特殊メイク:マイク・マリノ
スタント・コーディネーター:ダグラス・クロスビー
アソシエイト・プロデューサー:アリ・ハンデル
               エヴァン・ギンズブルグ

【キャスト】
ランディ:ミッキー・ローク
キャシディ:マリサ・トメイ
ステファニー:エヴァン・レイチェル・ウッド
レニー:マーク・マーゴリス
ウェイン:トッド・バリー
ニック:ワス・スティーヴンス
スコット:ジェダ・フリードランダー
アヤットラー:アーネスト・ミラー
ネクロ・ブッチャー:ディラン・サマーズ

【受賞歴】
<受賞>
2008年ヴェネチア国際映画祭:金獅子賞
第66回ゴールデン・グローブ賞:主演男優賞・主題歌賞
第62回英国アカデミー賞(BAFTA賞):主演男優賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー:トップテン・フィルム
ボストン映画批評家協会賞:主演男優賞
シカゴ映画批評家協会賞:主演男優賞
ワシントンD.C.映画批評家協会賞:主演男優賞
サンフランシスコ映画批評家協会賞:主演男優賞・助演女優賞
デトロイト映画批評家協会賞:主演男優賞・助演女優賞
サンディエゴ映画批評家協会賞:主演男優賞・助演女優賞
フェニックス映画批評家協会賞:トップテン・フィルム・助演女優賞・主題歌賞
ダラスーフォートワース映画批評家協会賞:トップテン・フィルム
フロリダ映画批評家協会賞:主演男優賞・助演女優賞
ユタ映画批評家協会賞:主演男優賞
オクラホマ映画批評家協会賞:トップテン・フィルム・主演男優賞・助演女優賞・脚本賞
カンザスシティ映画批評家協会賞:監督賞・主演男優賞・脚本賞
セントラルオハイオ映画批評家協会賞:主演男優賞・助演女優賞
ヒューストン映画批評家協会賞:トップテン・フィルム
トロント映画批評家協会賞:主演男優賞
ロンドン映画批評家協会賞:作品賞・主演男優賞
オンライン映画批評家協会賞:主演男優賞・助演女優賞
放送映画批評家協会賞:主題歌賞
女性映画批評家協会賞:主演男優賞
国際シネフィル協会賞:主演男優賞
インディペンデント・スピリット賞:作品賞・主演男優賞・撮影賞
AFI賞:トップテン・フィルム
アイオワ映画批評家協会賞:主演男優賞・最優秀作品賞
ラスベガス映画批評家協会賞:主演男優賞
全米映画批評家協会賞:主演男優賞
ニューヨークオンライン映画批評家賞:最優秀作品賞
サウス・イースタン映画批評家協会賞:最優秀作品賞

<ノミネート>
第81回アカデミー賞:主演男優賞・助演女優賞

【ストーリー】
 ランディ(ミッキー・ローク)は、ザ・ラムのニックネームで知られるプロレスラー。全盛期にはマジソン・スクエア・ガーデンを満杯にし雑誌の表紙を飾るほどの栄華を極めた彼だが、20年を経たいまは、ニュージャージー周辺のどさ廻りの興業に出場し、糊口をしのぐ日々を送っている。住まいは、侘しいトレーラーハウス。その家賃さえも近所のスーパーでアルバイトをしなければ支払えない状態だったが、ランディには、いまさら別の生き方をする気概もゆとりさえも残されていなかった。
 しかし、その考えを改めざるをえない時がやってくる。試合のあとで心臓発作を起こしたランディは、「もう一度リングにあがったら命の保証はない」と、医者から引退を勧告されたのだ。退院後、トレーラーハウスに戻った彼は、いまの自分には行く場所もなければ頼る人もいないことに気づく。
 その孤独をまぎらわそうと場末のクラブを訪れたランディは、なじみのストリッパーのキャシディ(マリサ・トメイ)に発作で倒れたことを打ち明ける。「独りはつらくて、君と話したくなった」。すがりつくようなまなざしでそう訴えるランディに、キャシディは、「家族に連絡を」とすすめた。
 ランディにはひとり娘のステファニーがいた。ずっと親らしいことをしてこなかったせいで心はとっくに通わなくなっているが、唯一の身内であることに変わりない。迷ったあげく彼は、キャシディのアドバイスに従って、娘に会いに行くことにした。
 案の定、ステファニー(エヴァン・レイチェル・ウッド)は、突然訪ねてきた父にあからさまな嫌悪を示した。心臓発作の話も、彼女のさらなる怒りを誘発するだけ。「私の知ったことじゃないわ」と、憎しみを露わにして去っていく娘の背中を、ランディはただ黙って見送るしかなかった。
 その顛末を聞き、ランディを不憫に思ったキャシディは、ステファニーへのプレゼントを買いに行くというランディに、自分もつきあうと申し出る。
 待ち合わせの土曜日。素顔のキャシディを見て、ときめくランディ。古着屋でプレゼントを買ったあとにパブでビールを飲んだふたりは、はずみでキスを交わす。
 その日から、ランディは不器用な足取りで第二の人生を歩み始めた。フルタイムの仕事はスーパーの惣菜売り場。接客は得意ではなかったが、割り切ればどうにかこなせた。さらに、プレゼントを携えて再訪したステファニーは、ランディに心を開き、彼の謝罪を受け入れてくれた。すべては順調に滑り出したかに見えたが、ちょっとしたボタンのかけ違いで、再びランディの人生は平穏な軌道から外れていく。
 きっかけは、お互いに好意を持ちあっていると思っていたキャシディに、個人的な交際を断られたこと。彼女と口論になったあげく、行きずりの女と一夜を過ごしたランディは、ステファニーとのディナーの約束をすっぽかしてしまう。再び裏切られたことに傷つき激怒したステファニーは、父に絶縁を宣言。そのショックに追い打ちをかけるように、スーパーの客に嘲笑を浴びせられたランディは、キレて仕事を放り出してしまう。
 怒りと情けなさが腹の底から突き上げてくるなかで、ランディは悟る。たとえ命を危険にさらすことになっても、自分はプロレスラーのザ・ラムとしてしか生きることができない男なのだ、と。
 カムバックを決めたランディは、さっそくプロモーターに連絡。引退を撤回し、全盛期の宿敵アヤトッラーとの20年ぶりの再試合を組み直してくれと申し出る。
 かくして迎えた再試合の日、髪を染め直し、意気揚々とウィルミントンの試合場に出かけていくランディ。そんな彼を愛していることに気づいたキャシディは、ウィルミントンまで車を飛ばし、試合直前のランディを引きとめようとする。
 だが、時すでに遅し。ファンの声援と喝采を耳にしたランディに、キャシディの言葉は届かなかった。
「あそこが俺の居場所だ」
 そう言い放ち、ランディは躍り出て行く。自分が最も輝き、最も誇り高くいられるリングの上に―――。

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