GHOST WORLD
原題:GHOST WORLD
米国公開:2001年07月20日
日本公開:2001年07月28日
製作国:アメリカ/イギリス/ドイツ
言語:英語
画面:ヴィスタ・サイズ
音響:ドルビー・デジタル
上映時間:111分
提供:アスミック・エース エンタテインメント
   角川書店
配給:アスミック・エース

【スタッフ】
監督テリー・ツワイゴフ
脚本テリー・ツワイゴフ
   ダニエル・クロウズ
原作:ダニエル・クロウズ
製作ジョン・マルコヴィッチ
   ラッセル・スミス
   リアン・ハルフォン
製作総指揮:ピッパ・クロス
      ジャネット・デイ
撮影:アフォンソ・ベアト
美術:エドワード・T・マカヴォイ
編集:キャロル・クラヴェッツ=アイカニアン
   マイケル・R・ミラー
衣装:メアリ・ゾフレス
キャスティング:カサンドラ・クルクンディス
音楽:デヴィッド・キティ
ライン・プロデューサー:バーバラ・A・ホール

【キャスト】
イーニド:ソーラ・バーチ
レベッカ:スカーレット・ヨハンソン
シーモア:スティーヴ・ブシェミ
ジョシュ:ブラッド・レンフロ
ロベルタ:イリーナ・ダグラス
イーニドの父:ボブ・バラバン
ダナ:ステイシー・トラヴィス
ノーマン:チャールズ・C・スティーヴンスン・ジュニア
ダグ:デイヴ・シェリダン
ジョー:トム・マッゴーワン
メローラ:デブラ・アザー
サイドワインダーの店主:ブライアン・ジョージ
ジョン・エリス:パット・ヒーリー
卒業生総代:リニ・ベル
トッド:T・J・サイン
ウィアード・アル:エズラ・バジントン
ジェラルド:デヴィッド・クロス
セラピスト:ダイアン・サリンジャー
ビデオ店店員:パトリック・フィッシュラー
マキシン:テリー・ガー

【ストーリー】
オシャレすることと絵を描くことが大好き、口は悪いけど根は優しいイーニド。金髪で美人、イーニドに比べればコンサバだけど辛辣なレベッカ。幼なじみのふたりは、一緒に暮らす約束をしているほどの大の仲良し。たいして面白くもないこの街で、満たされない気持ちでいっぱいになりながら暮らしていた。6月、やっとつまらない高校を卒業したふたり。これからの進路も決めないままに、好きなことをして楽しんでいた。

毎日のようにダイナーに入り浸っていたふたりは、ある日新聞に載っていた出会い系広告を発見。いたずらで広告主を呼び出してみることにした。現れたのはどうしようもない中年男。待ち惚けを食らいながら惨めにひとりミルクシェイクをすする姿に哀愁を感じたイーニドとレベッカは、騙されたと気づき怒って店を出て行った彼のことが気になり、家まで尾行する。

後日、家を訪ねてみると、ガレージセールを出店する男の姿があった。男はシーモアという名のブルース・レコードのコレクターだった。ダサい感じの中年男なのに、ブルースについて喋りだすと止まらなくなる彼の独特の雰囲気に、イーニドは不思議と興味を感じ、勧められたレコードを買って帰る。自分の知っている音楽を聴き飽きていた彼女は、初めて古いブルースを聴き、すっかりその音楽に魅了されてしまう。これをきっかけに、イーニドとシーモアの間に変わった友情が芽生え始めた。

一方、自分のためにカフェで働き始めたレベッカ。イーニドは仕事中心の毎日になり、遊びに付き合ってくれないレベッカに、レベッカはイケてない中年男にどんどん夢中になっていくイーニドに、お互い距離感を感じ始める。

それぞれが少しずつ違う世界へ行ってしまう不安、自分ひとりだけ行き場所がないまま独りぼっちになってしまう不安、大人になることへの不安……。これまで全てを共有してきたふたりの少女が立たされた、青春の真ん中。彼女たちはこれから、この”ゴーストワールド”から一体どこへ向かって行くのだろうか?