THE BRAVE ONE
原題:THE BRAVE ONE
米国公開:2007年09月14日
日本公開:2007年10月27日
製作国:アメリカ
言語:英語
画面:シネマスコープサイズ
音響:SRD・DTS・SDDS
上映時間:122分
年齢制限:R-15
配給:ワーナー・ブラザース映画

【スタッフ】
監督ニール・ジョーダン
製作ジョエル・シルバー
   スーザン・ダウニー
製作総指揮ジョディ・フォスター
      ハーバート・W・ゲインズ
      デイナ・ゴールドバーグ
      ブルース・バーマン
原案:ロデリック・テイラー
   ブルース・A・テイラー
脚本:ロデリック・テイラー
   ブルース・A・テイラー
   シンシア・モート
撮影フィリップ・ルースロ
美術:クリスティー・ジー
編集:トニー・ローソン,A.C.E.
衣装:キャサリン・マリー・トーマス
音楽ダリオ・マリアネッリ

【キャスト】
エリカ・ベイン:ジョディ・フォスター
ショーン・マーサー刑事:テレンス・ハワード
デイビッド・キルマーニ:ナビーン・アンドリュース
ビタール刑事:ニッキー・カット
キャロル:メアリー・スティーンバージェン
ニコール:ジェーン・アダムス

【ストーリー】
 それは、幸せの絶頂を襲った突然の悪夢だった——。
 NYでラジオ番組のパーソナリティーを務めるエリカ・ベイン(ジョディ・フォスター)は、婚約者であるデイビッド・キルマーニ(ナビーン・アンドリュース)との挙式を間近に控え、満ち足りた日々を送っていた。そんなある日の夕暮れ、愛犬を連れて散歩に出かけたふたりは、3人組の暴漢に襲われる。金の要求に始まり、殴る、蹴るの暴行、口汚い嘲りの言葉。その様子をビデオに撮ってはしゃぎながら、彼らは容赦なくふたりを殴り続けた……。瀕死の重傷を負ったエリカが病院のベッドで意識を取り戻したのは、それから3週間後のことだった——。デイビッドの母親から聞かされた彼の死。行き場のない悲しみに打ちのめされるエリカ。NY市警の担当刑事が事情聴取に訪れるが、この事件に真剣に取り組もうという意思は感じられなかった。退院しても心の傷は癒えない。外出しようとすると、事件のことが蘇り、恐怖に足がすくんでしまう。一向に進展を見せない警察の捜査。被害者へのおざなりな対応。今すぐに身を守る確かなものがほしい。そこでエリカが手にしたのは、一挺の拳銃だった。
 最初の銃弾は自分を守るために放たれた——。偶然入ったコンビニで、ひとりの男が彼の妻を撃ち殺すのを目撃したエリカ。その銃口が自分に向けられた瞬間、生き延びるために引き金を引いたのだ。しかし、その一瞬から全てが変わり始める。まるでエリカの中の別人が目覚めたかのように——。
 深夜の地下鉄。車内で恐喝を働くふたり組。脅えた乗客がみな逃げ出した後、車両にひとり残ったエリカは、ナイフを手に近づいてきたふたりをためらいもなく撃ち殺す。現場を立ち去りながらエリカは自問する。あの時、あの場から逃げることもできたのに——なぜ?
 捜査にあたったNY市警のショーン・マーサー刑事(テレンス・ハワード)は、それが金品目的の犯行ではないこと、殺されたのがいずれも前科者であることなどから、地下鉄とコンビニの事件は同一人物によるものだと目星をつける。事件発生に押し寄せる記者、その中にマーサーは見覚えのある人物を見つけた。エリカの入院中、別の一件で病院を訪れていた彼は、自分がよく聴くラジオ番組のパーソナリティーが酷い暴行事件にあったと聞き、意識不明で横たわるエリカの痛々しい姿を目にしていたのだ。
 後日、番組用にインタビューをさせてほしい、というエリカの申し出を戸惑いながらも引き受けるマーサー。それがふたりの運命的な出会いとなった。
 そして、エリカは三たび引き金を引く。男に監禁され、売春を強要されていた少女を救い出すために。「犯罪者を裁く正体不明の処刑人」。煽り立てるマスコミに、高まる世間の関心。エリカの番組にもリスナーの声が寄せられる。英雄視する者、快哉を叫ぶ者、嫌悪を露にする者、自分が「処刑人」だといい出す者——。放送後、発作的に警察に駆け込んだエリカだが、その無関心な対応に自首するには至らない。
 なぜ誰も気づかない? なぜ誰も私を止めない? もう後戻りはできないのか? 思い悩むエリカの脳裏にマーサーの誠実な瞳がよぎる——。

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